週末スペシャル: 「あかつき」金星の衛星になる

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  1. 「あかつき」金星の衛星になる
  2. State of the Commons 2015
  3. 「往復書簡・クールジャパンを超えて」
  4. 新潮社 Foresight に入会した

「あかつき」金星の衛星になる

「あかつき」の金星周回軌道への再投入に成功したようだ。 めでたい!

あぁ,そうか。 火星の時は失敗してるもんねぇ。 月や小惑星(asteroid)を除けば「あかつき」が日本初か。 こうやって,着々と実績を積んでいくんだねぇ。

State of the Commons 2015

CC Licenses が付与された作品が10億件を超えたそうな。 このうち CC0 と「表示」および「表示-継承」の Free Culture licenses が $3 + 24 + 37$ で $60%$ 超えですよ。 めでたい!

…まぁ,日本にはあんまり関係ない話かもだけど。

「往復書簡・クールジャパンを超えて」

なんか面白い連載が始まるらしい。 発端はこれ。

ちうわけで, WirelessWire News の谷本真由美さんマガジン航の大原ケイさんによる「往復書簡」が始まったようだ。 早速1往復。

なんか「往復書簡」というより遠距離掛け合い漫才みたいな感じだが,面白そうなのでこのまま読んでみよう。 どういう話に発展するか楽しみである。

新潮社 Foresight に入会した

そういえば,今月に入って新潮社 Foresight に入会した。

直接のトリガは今月から有料になった池内恵さんの記事を読むためだが,前々から興味はあったのだ。

「情報は広く知識は深く」というは最近の私の座右の銘となっているが,情報にも無料でアクセスできる情報と有料の情報がある。 「給湯室会議」や「居酒屋トーク」あるいはネット上のゴシップは無料の情報だ。 一方で新聞や雑誌などの情報は有料の情報である。 両者はそもそも情報の質と方向性が異なるため,摂取の仕方も異なる。

ただ,最近の日本の新聞やテレビの情報についてはお金を払ってまで見ようとは思わない。 前節の記事で紹介した「日本のテック業界の元気がない理由」でも

本国ではうだつの上がらなそうな微妙な感じのガイジンが「日本のマンホールの蓋がすごい」「日本のワキガ防止スプレーの効果はすごい。俺のワキガさえ平気だ!」と媚を売る番組が大盛況で、相変わらずだなあという感じですが、日本の某経済雑誌の今週号の特集が「誰がテレビを殺す」だったりして、Top Gearの地位はしばらく安泰だろうと思う今日このごろです。

とか dis られていて,(私は殆どテレビを見ないけど)確かにお好み焼き屋でたまに見るテレビ番組ってそんなん多いなと思ったりする。 そんで「やっぱ自宅にテレビは要らんな」となる。 新聞も同じで,新聞記事に書いてあることがどこまで本当か他のニュースソース(大抵英語の情報かその翻訳,英語不得手なのに)で比較・確認しないといけない。 こんな「噂」レベルの情報にお金を払うほうがどうかしている。

本来,お金を払う価値のある情報というのは一次情報かそれに近い情報である。 記者やアナウンサのキャラや演出なんかどうでもいいのである。

一方で現場に近い人達(たとえば上述の谷本真由美さんや原ケイさんなど)の記事は(ご本人はギャラを貰ってるのかもしれないが),私たちユーザは無料でアクセスできる。 『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?』を読んで最近チェックしだした岩瀬昇さんなどは ameblo で書かれている 1

日本のジャーナリズムはお金の取り方・使い方を間違えているとしか思えない。

Foresight の購読料は 800円/月 だが,それを払ってまで見る価値のある媒体なのか,それとも「やっぱいいや」と購読を止めちゃうのか。 まぁ,おいおい分かるだろう。


  1. 本や漫画を書いてる方が ameblo なんかで記事を書くのはブランドの毀損じゃないかと思ってしまうのだが,まぁいいか。 ↩︎