帰ってきた「しっぽのさきっちょ」

しっぽのさきっちょ: 2015-09-13 付 (2015-09-13 更新)

『決してマネしないでください』

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Hugo で HTML 構文混じりの Markdown を上手く処理できるか実験。

私は嗜好が他の人とは少しズレてるみたいで(マイナー志向というわけではないよ)他人様が薦めるものを面白いと感じることが少ないのだが,これはまぁまぁ面白かった。

タイトルから『子どもが体験するべき50の危険なこと』みたいなのを連想したのだけど,そうではなくて,科学史の trivial な話題を面白おかしく紹介する漫画らしい。 こういうの面白いけど飽きるのも早いんだよなぁ。

あぁでも蒸気滅菌装置で蒸かし芋を作るのは思いつかなかったなぁ。 ホンマ,アカデミック・エリアに居る人は経済観念がめちゃくちゃだよね(褒め言葉)。

科学とは失敗の歴史であり間違いの歴史でもある。 ひとつの成功の足元には八百万の蛍火の如き失敗や間違いが横たわっている。 その成功を正しく理解するためには,「過程」としての失敗や間違いも併せて識る必要がある。 これが「科学史」の学問としての存在意義だと思う。

これは通常の「歴史」とは少し意味合いが違う。 通常の「歴史」は「同じ轍を踏まない」ための教訓として役に立っているのだろうが,科学や技術においては成功と失敗を込みにして評価する必要がある。 つまり「◯◯で失敗した」というのなら,その失敗も込みで再現できなければならないし,その失敗も成功と同じように記述しなくてはならない。 論文=業績 と考えている人には許容できないだろうけど。

そしてその失敗を試してみようと考えるのが「科学者」や「技術者」としての正しい態度だと思う(実際には大昔の実験のなかには危なかったり(現在の)倫理的に無理なものもあるけどね)。 この作品を見て「ナトリウムの塊を池に投げ込むとか,やってみてー」とか思ったなら貴方は科学者に向いている(かもしれない)。

この作品は漫画なので,ただ面白おかしく読めればそれでいいのだろうけど,個人的にはあとがきに寄せられている文章が少し救いになってるな,とは思った。

そうそう。この作品が面白いと思った人には,以下に紹介する本もお勧めする。

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決してマネしないでください。(1)
蛇蔵
講談社 2014-12-22

決してマネしないでください。(2) ハルロック(1) ハルロック(2) ハルロック(3) ハルロック(4)

科学史の trivial な話題を面白おかしく紹介する漫画,らしい。

reviewed by Spiegel on 2015-09-13 (powered by G-Tools)

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子どもが体験するべき50の危険なこと (Make: Japan Books)
Gever Tulley Julie Spiegler 金井 哲夫
オライリージャパン 2011-05-26
評価

ギークマム ―21世紀のママと家族のための実験、工作、冒険アイデア (Make: Japan Books) 秘密基地の作り方 子どもの創造力スイッチ!   遊びと学びのひみつ基地CANVASの実践 Cooking for Geeks ―料理の科学と実践レシピ (Make: Japan Books) Made by Hand ―ポンコツDIYで自分を取り戻す (Make: Japan Books)

ただ守るだけではダメなのよ。

reviewed by Spiegel on 2014/10/08 (powered by G-Tools)

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闇をひらく光 〈新装版〉: 19世紀における照明の歴史
ヴォルフガング・シヴェルブシュ 小川 さくえ
法政大学出版局 2011-12-09
評価

ロウソクと蛍光灯―照明の発達からさぐる快適性 (祥伝社新書) 光と影のドラマトゥルギー―20世紀における電気照明の登場 楽園・味覚・理性―嗜好品の歴史 鉄道旅行の歴史 〈新装版〉: 19世紀における空間と時間の工業化 夜は暗くてはいけないか―暗さの文化論 (朝日選書)

新装版が出てるのか。Kindle 化希望。光とエネルギーを巡る近代史。街灯破壊運動など現代監視社会への暗合と思えるような点も面白い。

reviewed by Spiegel on 2015-09-13 (powered by G-Tools)

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テスラ―発明的想像力の謎
新戸 雅章
工学社 2002-02
評価

ニコラ・テスラ 秘密の告白  世界システム=私の履歴書 フリーエネルギー=真空中の宇宙 未来テクノロジーの設計図 ニコラ・テスラの[完全技術]解説書 高電圧高周波交流電源と無線電力輸送のすべて テスラ―発明王エジソンを超えた偉才 知られざる天才 ニコラ・テスラ: エジソンが恐れた発明家 (平凡社新書) ニコラ・テスラが本当に伝えたかった宇宙の超しくみ 上 忘れられたフリーエネルギーのシンプルな原理(超☆わくわく)

正直,伝記本とは言いがたいが,読み物としては面白い。

reviewed by Spiegel on 2015-09-13 (powered by G-Tools)