帰ってきた「しっぽのさきっちょ」

しっぽのさきっちょ: 2017-02-01 付 (2017-02-04 更新)

最近の天文ニュースより

no extension

やぁ。 1月はあっという間に行って2月になっちゃいましたよ。

ところで,ここのところ天文学関連で面白いニュースがいくつかあったので以下に簡単に紹介してみる。

  1. 地球から流出した酸素が「地球風」に乗って月に届いている,らしい
  2. 国際天文連合による政治声明
  3. 2018年の暦要項
  4. その他ブックマーク

地球から流出した酸素が「地球風」に乗って月に届いている,らしい

何故か NHK のニュースで報じられたそうで微妙に反響があるようである。

地球上の大部分の酸素が生物圏によって生じたため、この結果は月がそのほとんどの歴史にわたり生命によって生成された物質で継続的に「汚染されていた」ことを示唆する。寺田たちは太陽風と地球風の寄与を分離することは難しいと強調するが、今回の発見は地球の古代大気が月の土に保存されている可能性を示している。
via 月における生命の足跡

ちうことで,今後の研究が楽しみな分野になりそうだ。

国際天文連合による政治声明

IAU が珍しいことするなぁ,と思ったが

The International Astronomical Union (IAU) is profoundly concerned by the impact the recent US executive order, and possible reactions to it from other countries, could have on international collaboration in astronomy and the mobility of scientists.
via IAU’s reaction to the US executive order banning access from seven countries

ということで「そりゃそうか」って感じ。 たとえば大きな国際学会を開こうにも政治的理由により参加できない研究者がたくさんいるということになる。

In 2015 the IAU held its General Assembly in Honolulu, Hawai’i, USA, which hosted more than 3000 astronomers from 74 countries all over the world, including some of the seven countries concerned by the US executive order.
via IAU’s reaction to the US executive order banning access from seven countries

トランプ大統領の派手なパフォーマンスに少なからず幻惑されてしまうのだが,よく考えたらこういうのって「いかにも共和党がやりそうなこと」なんだよね。 特定の人たちを差別的にみなしたり科学プロジェクトを意図的に冷遇したり,ブッシュ政権時代も相当アレだった。

まっ,これが本当の政権交代というものである1

2018年の暦要項

例年通り2018年の暦要項が出た。

一応解説すると,日本の暦は国立天文台から毎年2月に翌年のものが発表され官報に載せられる。 内容としては,休日や祝日,朔望月や二十四節気,日食や月食といったものを含む。

たとえば,いわゆる旧暦は正式には暦として認められていないが,国立天文台から発表される朔望月や二十四節気を使って旧暦を決定することができる。

その他ブックマーク


  1. インターネットを通じた世論調査では件の大統領令に対して賛成側がわずかに多いという結果になったそうだ。トランプ政権はおそらくこのまま突き進むのであろう。(参考: Age-of-Trump - Spiegel’s Branch - Scrapbox[return]