AI アシスタントはユーザをアシストしない

no extension

(この記事は Facebook の TL に書いた戯れ言の再構成です)

いや,なんていうかさ, Facebook へのバッシングが吹き荒れる中でこういうのを礼賛する記事ってどうなのよ,って思うんだけど,どうなんだろう。 やっぱ「メディア」ってのは本質的にこういう存在なんだねぇ。

この記事を見てちょろんと思い出したのは昨年書いたこれなのだが

今回のそれって AI が自分自身を記憶してるわけではなく,単に顧客の行動履歴を蓄積して利用してるだけだよね。 その「コンテキスト」に AI 自身の行動は含まれない。 故に過去の自分に対して「後悔」など起こるはずもない。 要するに今までの Amazon の「おすすめ」の強化バージョンである。

Amazon や Google などが提供する AI アシスタントの最大の問題はユーザがコントロールできないことにある。 喩えるなら百貨店の外商がリアルタイムで店と連携をとりつつ24時間家の中に張り付いているようなものだ。 「外商」が忠誠を誓うのは所属する店であり,客との関係は利害の一致を基本とした信頼関係に過ぎない。 これが「執事」なら向きが逆になる。 「執事」は主人に忠誠を誓うからこそ執事として機能するし主人は執事をコントロールできる。

つまり「アシスタント」が誰をアシストしているのかということである。 さて,貴方は「外商」にどこまで自分を晒せるだろうか。