今年の恵方を取得する

正月気分も終わり,近所のスーパーとかで節分グッズが並ぶようになって「そういや今年の恵方はどっちだっけ?」と思って調べてみた。

どうやら,その年の十干で恵方が決定するらしい。

File:Ehou-direction.png - Wikimedia Commons

って,4方向を十干で分けるのか。 中途半端やなぁ。

まぁ,でも,その年の十干が分かれば恵方も分かるわけだ。 拙作の github.com/goark/koyomi パッケージにオマケで十干十二支を数え上げる機能を付けているのだが,これに恵方を取得する機能を追加してみた。

こんな感じ。

package main

import (
    "fmt"

    "github.com/goark/koyomi/zodiac"
)

func main() {
    year := 2023
    ,  := zodiac.ZodiacYearNumber(year)
    fmt.Printf("%d年は%v%v,恵方は%v (%v°)", year, , , .DirectionJp(), .Direction())
}

これを実行すると

2023年は癸卯,恵方は南南東微南 (165°)

と出力される。

というわけで,2023年はだいたい南南東を向いてモグモグすればいいらしい。

この「恵方」というのはその年の歳神様のおられる方位で,居住地から見て恵方にあたる社寺に詣ることを「恵方詣り」と言うらしいのだが,明治以降の鉄道の発達で長距離移動が容易になり,方位に依存する「恵方詣り」が廃れ,代わりに「初詣」が主流になっていったとのこと。 その一方で,節分の「恵方巻き」みたいな文化が平成以降に台頭してくるのは面白い。

ブックマーク

参考図書

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鉄道が変えた社寺参詣 (交通新聞社新書)
平山昇 (著)
交通新聞社 2012-10-15 (Release 2015-12-07)
Kindle版
B0191845R0 (ASIN)

面白そうなのでポチってみた。これから読む。

reviewed by Spiegel on 2023-01-14 (powered by PA-APIv5)

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プログラミング言語Go
アラン・ドノバン (著), ブライアン・カーニハン (著), 柴田芳樹 (著)
丸善出版 2016-06-20 (Release 2021-07-13)
Kindle版
B099928SJD (ASIN)
評価     

Kindle 版出た! 一部内容が古びてしまったが,この本は Go 言語の教科書と言ってもいいだろう。感想はこちら

reviewed by Spiegel on 2021-05-22 (powered by PA-APIv5)

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初めてのGo言語 ―他言語プログラマーのためのイディオマティックGo実践ガイド
Jon Bodner (著), 武舎 広幸 (翻訳)
オライリージャパン 2022-09-26
単行本(ソフトカバー)
4814400047 (ASIN), 9784814400041 (EAN), 4814400047 (ISBN)
評価     

2021年に出た “Learning Go” の邦訳版。私は版元で PDF 版を購入。 Go 特有の語法(idiom)を切り口として Go の機能やパッケージを解説している。 Go 1.19 対応。

reviewed by Spiegel on 2022-10-11 (powered by PA-APIv5)

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実用 Go言語 ―システム開発の現場で知っておきたいアドバイス
渋川 よしき (著), 辻 大志郎 (著), 真野 隼記 (著)
オライリージャパン 2022-04-22
単行本(ソフトカバー)
4873119693 (ASIN), 9784873119694 (EAN), 4873119693 (ISBN)
評価     

版元のデジタル版を購入。 Go で躓きやすい点を解説していくのが最初の動機らしい。「◯◯するには」を調べる際にこの本を調べるといいかも。

reviewed by Spiegel on 2022-10-26 (powered by PA-APIv5)