Go 1.12.5 がリリースされた
Go 1.12.5 がリリースされた。 セキュリティ・アップデートはなし。
ちなみに Ubuntu の APT (Advanced Package Tool) で Go コンパイラをインストールすると2世代も古いのが入る(モジュール・モードが使えないしサポートからも外れていると思う)。
$ apt show golang
Package: golang
Version: 2:1.10~4ubuntu1
Priority: optional
Section: devel
Source: golang-defaults
Origin: Ubuntu
...
ちうわけでダウンロードページから go1.12.5.linux-amd64.tar.gz
とかを取ってきて任意の場所に手動で展開するほうが吉である。
たとえば,こんな感じ。
$ cd /usr/local/src
$ sudo curl https://dl.google.com/go/go1.12.5.linux-amd64.tar.gz -O
$ cd ..
$ sudo unlink go # 以前の Go が入っている場合
$ sudo tar xvf src/go1.12.5.linux-amd64.tar.gz
$ sudo mv go go1.12.5
$ sudo ln -s go1.12.5 go
$ ./go/bin/go version
go version go1.12.5 linux/amd64
これで /usr/local/go/bin
にパスを通してやればよい。
たとえば /etc/profile.d
ディレクトリに golang-bin-path.sh
とかいった名前でファイルを作って(名前は適当)
# shellcheck shell=sh
# Expand $PATH to include the directory where golang applications go.
golang_bin_path="/usr/local/go/bin"
if [ -n "${PATH##*${golang_bin_path}}" -a -n "${PATH##*${golang_bin_path}:*}" ]; then
export PATH=$PATH:${golang_bin_path}
fi
とでも書いておけば次回ログイン時にはパスが通っている。
$ go version
go version go1.12.5 linux/amd64
環境変数については GO111MODULE
以外は設定する必要はない。
ちなみに GOPATH
は既定で
$ go env | grep GOPATH
GOPATH="/home/username/go"
となっている。
参考図書
- プログラミング言語Go (ADDISON-WESLEY PROFESSIONAL COMPUTING SERIES)
- Alan A.A. Donovan (著), Brian W. Kernighan (著), 柴田 芳樹 (翻訳)
- 丸善出版 2016-06-20
- 単行本(ソフトカバー)
- 4621300253 (ASIN), 9784621300251 (EAN), 4621300253 (ISBN), 9784621300251 (ISBN)
- 評価
著者のひとりは(あの「バイブル」とも呼ばれる)通称 “K&R” の K のほうである。この本は Go 言語の教科書と言ってもいいだろう。