Go 言語用エラーハンドリング・パッケージ errs v0.7.0 をリリースした
Go 言語用エラーハンドリング・パッケージ errs
の v0.7.0 をリリースした。
「後方互換性? なにそれおいしいの?」って感じでド派手に書き換えている。 使い方は以下を参照のこと。
改めて紹介すると, spiegel-im-spiegel/errs は以下の設計コンセプトで作成・公開した Go 言語用エラーハンドリング・パッケージである。
- Go 1.13 以降の標準パッケージ
errors
と置き換え可能 - 任意の
error
インスタンスをラッピング可能 - 任意の
error
インスタンスを原因エラーとして埋め込み可能 - 任意のコンテキスト情報を埋め込み可能
- 既定でエラーが発生した関数名をコンテキスト情報として保持する
- 構造化されたエラー情報を JSON 形式で出力可能
MarshalJSON()
メソッド完備- 書式
%+v
を使って JSON 形式で出力 - 任意の
error
インスタンスで可能な限り構造を辿って出力
v0.7.0 で個人的に欲しい機能は全て搭載したので, Go 1.15 の正式リリースを待って,問題がなければこのまま v1.0 に格上げする予定である。
ブックマーク
参考図書
- プログラミング言語Go (ADDISON-WESLEY PROFESSIONAL COMPUTING SERIES)
- Alan A.A. Donovan (著), Brian W. Kernighan (著), 柴田 芳樹 (翻訳)
- 丸善出版 2016-06-20
- 単行本(ソフトカバー)
- 4621300253 (ASIN), 9784621300251 (EAN), 4621300253 (ISBN), 9784621300251 (ISBN)
- 評価
著者のひとりは(あの「バイブル」とも呼ばれる)通称 “K&R” の K のほうである。この本は Go 言語の教科書と言ってもいいだろう。