Windows 10 で PSK を共有する

この前，「WiFi シェア」を盛大に dis ったわけだが，「Windows 10のWi-fi Senseも仲間に入れてあげてください」とフィードバックを頂いた。 確かにそのとおりだ！

というわけで， Microsoft が Windows 10 で自信を持ってお送りする Wi-Fi Sense についていくつか記事を紹介する。 なお，私は仕事でも私用でも Windows 10 機は持ってない¹ ので悪しからず。

• 友人とWi-Fiパスワードの自動共有ができるWindows 10新機能「Wi-Fi Sense」 - GIGAZINE
• Windows 10: Wi-Fi センサー (Wi-Fi Sense) とは? 正しく理解して使用してみよう - 日本のセキュリティチーム - Site Home - TechNet Blogs
• 社内 Wi-Fi を Windows 10 の Wi-Fi 共有対象から外してパスワードを変更する
• Windows 10 uses your bandwidth to share updates

Windows 10 には Wi-Fi Sense という新機能があり、これは Wi-Fi スポットを自分の連絡先に自動的に共有できるものです。一度有効にすると、 Microsoft のサーバーに保存された Wi-Fi パスワードが連絡先に晒されてしまいます。

MSのWifi Senseは貴方がWin10を使っていないくても誰かWin10ユーザにPWを教えてWifiを使わせるとそのユーザの連絡帳のユーザは全く知らない人でもあなたのwifiを利用可能になる。止めるにはSSID変更のみ RE https://t.co/vZcHDhAqED

— 高梨陣平 (@jingbay) 2015, 8月 3

まぁ「WiFi シェア」が安全だというのなら Wi-Fi Sense も同程度には安全（笑）だと思うので，そっちを使ったほうがいいと思うよ。 Wi-Fi Sense を使うだけならお金取られないみたいだし。

繰り返して言うが PSK 方式はユーザに対する認証ではない。 ユーザに対する認証が必要なら IEEE802.1X の認証システムが必要だが，家庭用の無線 LAN ルータでこれを備えているものはほぼ存在しない²。 OS ベンダやアプリ・ベンダが PSK 共有を「安全」だなどと言いはるなら，ユーザ側は自衛のためにも，家族にも誰にも PSK を教えてはいけない。 1人1ルータ時代の到来ですな（笑）