週末スペシャル: Microsoft はもはや Windows を維持できない?
1月は行きました。 もう2月ですよ。 そうそう,タイトルは釣りです。
Microsoft はもはや Windows を維持できない?
ついに Microsoft はユーザとの約束を反故にするようだ。
たしかにエンジニアにとって「保守」は(基本的に)つまらない仕事である。 なぜなら保守はプロダクトを「終わらせる」仕事だからだ。 Windwos 10 のように継続的に改良を続けていくならともかく, Widows 7 / 8.1 は既に終了時期が決まっている「終わるプロダクト」である。
しかしだからといってユーザとの約束を反故にしていいわけがない。 この影響を大きく受けるのは恐らく企業ユーザだろう。
2017年7月でサポートが終わるのであれば,現時点で最新のパソコンを導入できない。 おそらく多くの企業はまだ Windows 10 の評価が終わってない筈で(大きな企業だと評価が完了するのに通常1,2年かかる),評価結果によっては何らかの改修作業が発生する。 設備投資の面から考えても Windows 7 の期限である2020年1月は割とギリギリのラインである。
それでも「いつでも Windows 7 / 8.1 に戻すことができる」のなら段階的に新しい機械と OS を導入する手もあるが,今回の Microsoft の決定はそれも許さないということになる。
昨年から続く Windows 10 への強引なアップグレード要請も鼻についていたが(ちなみにボリュームライセンスではアップグレード要請は出ない)
- また Windows 10 にヤラレタ(KB3112343 の恐怖)
- MS、「Windows 10」を「推奨される」更新プログラムとして提供開始 - CNET Japan
- Windows 7/8.1→Windows 10が“推奨される更新”に - ITmedia ニュース
どうもこれは営業的な問題ではなく, Microsoft はもはや Windows 7 / 8.1 を維持できないと見るべきかもしれない。 Windows 10 の他にも Microsoft は .NET Core や Visual Studio Code といったプロダクトのオープン化を進めていて,保守に人を割けない状態なのではないか。
- Microsoft、「Visual Studio Code」(β)をオープンソースで公開 Googleの「Go」もサポート - ITmedia ニュース
- [速報]オープンソース版.NETがリリース候補版に到達。Windows、MacOS X、Linuxで同一の.NETアプリが実行可能に。Microsoft Connect(); 2015 - Publickey
まぁ個人的には,次にパソコンを買い換えるときは Windows を捨てる予定なので全く困らないのであるが,「いよいよもってしぬがよいそしてさようなら」という感じである。 約束を守らない企業に明日はない。
LINE は「セキュリティ劇場」に気づいたか?
だから私は最初から言ってるじゃない。 PIN コードは認証には使えないって。
芸能人のゴシップには全く関心がないのだが(他人のプライベートがそんなに面白いのか),たまには役に立つということなのであろう。
まぁ遅まきながらではあるが, LINE が自身の道化っぷりに気づいたのであればよいことである。 LINE を捨てて1年半ほどになるが,ようやくまともな方に揺り戻したと考えていいだろうか。
もっとも1年半ほどの間に LINE がなくて困った事態には全く遭遇しなかったので,今後も導入しないと思うが。 LINE ってもうメッセージングというより広告アプリだしな(笑)
2017年の暦
毎年2月のはじめに国立天文台から翌年の暦が発表される。 祝日だけでなく24節気や朔望月等の暦象も発表される。
鏡の国のアリス
大久保ゆうさんの今年の翻訳記事は「鏡の国のアリス」のようだ。 月1での更新らしい。 楽しみ!