週末スペシャル: Microsoft はもはや Windows を維持できない?

no extension

1月は行きました。 もう2月ですよ。 そうそう,タイトルは釣りです。

  1. Microsoft はもはや Windows を維持できない?
  2. LINE は「セキュリティ劇場」に気づいたか?
  3. 2017年の暦
  4. 鏡の国のアリス

Microsoft はもはや Windows を維持できない?

ついに Microsoft はユーザとの約束を反故にするようだ。

Windows 7の本来のサポート期限は2020年1月。Windows 8.1は2023年1月までサポートが残っており、2017年7月時点ではメインストリームサポートすら終了していない。Skylakeより前の世代のCPUではWindows 7/8.1をそれぞれの期限まで使い続けられるが、これから新たにパソコンやタブレットを買おうという場合、Windows 7/8.1で使いたくても本来のサポート期限まで使えず、大きな制約を受けることになる。どうしても2020年まで使い続けたければ、旧型CPU搭載のパソコンやタブレットを探すという選択肢もあるが、既に大手メーカーの主力機種はSkylake搭載機に移っており、自由に機種を選べる状況からはほど遠い。

たしかにエンジニアにとって「保守」は(基本的に)つまらない仕事である。 なぜなら保守はプロダクトを「終わらせる」仕事だからだ。 Windwos 10 のように継続的に改良を続けていくならともかく, Widows 7 / 8.1 は既に終了時期が決まっている「終わるプロダクト」である。

しかしだからといってユーザとの約束を反故にしていいわけがない。 この影響を大きく受けるのは恐らく企業ユーザだろう。

2017年7月でサポートが終わるのであれば,現時点で最新のパソコンを導入できない。 おそらく多くの企業はまだ Windows 10 の評価が終わってない筈で(大きな企業だと評価が完了するのに通常1,2年かかる),評価結果によっては何らかの改修作業が発生する。 設備投資の面から考えても Windows 7 の期限である2020年1月は割とギリギリのラインである。

それでも「いつでも Windows 7 / 8.1 に戻すことができる」のなら段階的に新しい機械と OS を導入する手もあるが,今回の Microsoft の決定はそれも許さないということになる。

昨年から続く Windows 10 への強引なアップグレード要請も鼻についていたが(ちなみにボリュームライセンスではアップグレード要請は出ない)

どうもこれは営業的な問題ではなく, Microsoft はもはや Windows 7 / 8.1 を維持できないと見るべきかもしれない。 Windows 10 の他にも Microsoft は .NET Core や Visual Studio Code といったプロダクトのオープン化を進めていて,保守に人を割けない状態なのではないか。

まぁ個人的には,次にパソコンを買い換えるときは Windows を捨てる予定なので全く困らないのであるが,「いよいよもってしぬがよいそしてさようなら」という感じである。 約束を守らない企業に明日はない。

LINE は「セキュリティ劇場」に気づいたか?

だから私は最初から言ってるじゃない。 PIN コードは認証には使えないって。

芸能人のゴシップには全く関心がないのだが(他人のプライベートがそんなに面白いのか),たまには役に立つということなのであろう。

具体的には、LINEの設定画面に「2段階認証」の「アカウントを引き継ぐ」というオプションを追加。これをオンにした後、24時間以内に限り、新端末側からの引き継ぎ操作を進められるようになっている。

まぁ遅まきながらではあるが, LINE が自身の道化っぷりに気づいたのであればよいことである。 LINE を捨てて1年半ほどになるが,ようやくまともな方に揺り戻したと考えていいだろうか。

もっとも1年半ほどの間に LINE がなくて困った事態には全く遭遇しなかったので,今後も導入しないと思うが。 LINE ってもうメッセージングというより広告アプリだしな(笑)

2017年の暦

毎年2月のはじめに国立天文台から翌年の暦が発表される。 祝日だけでなく24節気や朔望月等の暦象も発表される。

鏡の国のアリス

大久保ゆうさんの今年の翻訳記事は「鏡の国のアリス」のようだ。 月1での更新らしい。 楽しみ!