週末スペシャル: 古いパソコンに Ubuntu を入れようと思ったが...
- 古いパソコンに Ubuntu を入れようと思ったが…
- 「「IoTセキュリティガイドライン」(案)に関する意見募集」
- 『BOOM TOWN』単行本未収録話が Kindle に!
- 「Googleアカウントがアップデート」
- その他の気になる記事
古いパソコンに Ubuntu を入れようと思ったが…
以前にも書いたが,2020年までに自宅のパソコン環境を Linux ベースに換えようと思っていて,試しにもう使ってない古いパソコンに Ubuntu を入れようと思ったのだが…
まず「日本語 Remix」版のインストールイメージは 64bit 用しかないらしい。 まぁそれはいいのだが,実は Ubuntu を入れようとしたパソコンは DVD ドライブが壊れていて DVD からインストール出来ないのであった。 このことをすっかり忘れていて,本家から 32bit のイメージを取ってきて DVD に焼いて「さて」となったところでようやく思い出した。
がぁ! ディスク1枚無駄にしちまったじゃねーか。
USB からインストールする手もあるらしいのだが,あいにく私は USB メモリを持ってない1。 USB メモリを買ってまでやる気はないので,この件はしばらくお蔵入り。
しかし DVD ドライブが壊れてるということは,今の環境が壊れたら復旧できないということなので,このパソコンはもう廃棄だな。 というわけで,とりあえずパソコンから HDD とメモリを抜き取った。
この写真で下のほうの HDD は IDE/ATAPI だ! なんせ2005年に買った「牛丼パソコン」だからな。 幸運なことに,私は今まで自宅のマシンで HDD のトラブルに遭ったことは一度もない(仕事では何度かある)。 まぁでも,今時 ATAPI が繋がるマシンなんてないだろうから,このまま自宅の隅っこで朽ち果てていくんだろうな,これ。
「「IoTセキュリティガイドライン」(案)に関する意見募集」
締切は6月14日。 意見のある方はお早めにどうぞ。
総務省が IoT なるバズワードを使うのもどうかと思うが,ガイドラインでは,ITU 勧告を引いて, IoT をこう定義しているようだ。
なんともボンヤリした説明である。 物理的か仮想的かを問わないなら今までだって IoT なわけで,今更こんなセキュリティ・ガイドラインが出てくるということ自体,国も企業もいかにネットのセキュリティに対して無頓着だったかという証でもある。
ネットワーク・セキュリティは「予防」から(事後の対処を睨んだ)「監視」へと比重が移りつつある。 理由は簡単で,ネットワークに接続する機器が多すぎて管理しきれなくなっているためである。 また,昨年の日本年金機構の例を見れば分かるように,いかにルールや罰則を決めても逸脱はなくならないし人為的なミスは避けようがない。
企業やそれなりの組織ならセキュリティ対策を「投資」とみなして PDCA サイクルを回すこともできるけど2,一般家庭では無理筋な話である。 ならばこのガイドライン案のターゲットは企業・組織に向けたもので,全く一般向けではないと考えることもできる3。 私たちは私たち自身でリスクに立ち向かわなければならない。 国は助けてくれないし,セキュリティ企業の多くは貴方から「みかじめ料」を巻き上げたいだけなのだ。
一般家庭については
が最善である。 それでもリスクを取って利便性を享受したいというのであれば
をお薦めする。 そう考えると,家庭内無線 LAN ルータで安易に DHCP を有効にするのは考えものかもしれない(もしくは DHCP で接続してくる機器はネットに繋がないようにするとか)。
それにしても,今時コメントをもらうのに PDF 配布でメールで意見を受け付けるとか,どんだけアナクロなんだか。 これで IoT でセキュリティってんだから,ヘソで茶が沸いちゃうぜ。 意見が欲しいなら repository を公開して pull request を受け付けるようにしろよ。
『BOOM TOWN』単行本未収録話が Kindle に!
今更な話で申し訳ないんだけど。
今朝気がついたのだが,内田美奈子さんの『BOOM TOWN』で単行本未収録の第30話を Kindle で売ってるじゃないか!
早速購入。 で,奥付を見たら今回のこれは「マンガ図書館Z」の仕事らしい。 偉いぞ! いい仕事してますねぇ(中島某の声で)。
- 赤松健、これが究極の一手。・・・なぜ我々は「電子書籍版YouTube」を目指すか - (株)Jコミックテラスの中の人
- 「マンガ図書館Z」がプチ炎上中!?公式作家として支持・静観表明 - 漫画原作者 猪原賽BLOG
- 絶版マンガを無料で読める「マンガ図書館Z」、iOS/Android専用スマホアプリをリリース -INTERNET Watch Watch
いや,私はこういうの全然アリだと思うのよ。 マンガ雑誌で2,3回で打ち切られたような作品でも面白いと思う読者がいれば Kindle や他のEブック・アプリでどんどん出すべきだと思う。 個人的には西岡さちさんの作品で1話きりの「ふんわか×あぶのーまる」とか Kindle で100円程度で出せるのなら買うよ4。 作者も出版社もあらゆるチャネルを利用して読者との接触機会を積極的に作るべき。 「紙かデジタルか」なんてまるでくだらない議論だよな。
おそらく,日本のマンガにおいてEブックの方向性は2つあって,ひとつは「マンガ図書館Z」のようなアーカイブ化(+マネタイズ)の方向で5,もうひとつは作品の「アプリ化」の方向。
マンガはある意味で「活字」よりもアプリ化しやすい(実際に Web マンガとかは随分前からある)。 あとはマンガが「紙」という frame からいかにして逃れるかというところだろう。
ええつと。 なんでこんな話してたんだっけ。 あぁ,そうそう。
『BOOM TOWN』のことを思い出したのは以下の記事を見たから。
これを読んで『BOOM TOWN』に出てくる
ちなみに『BOOM TOWN』のスピンオフ作品とも言える『サーキットワンダラーズ』が「画楽.mag」 VOL.5 から連載されてるらしい。 (追記:さっき教えてもらったけど『サーキットワンダラーズ』は未完で終わってるらしい。残念)
「Googleアカウントがアップデート」
Android にはもともと「デバイスマネージャー」と呼ばれる機能がある。
この機能が「アカウント情報」のページからも利用できるようになったということらしい。 併せて iOS 機器についても端末の捜索等ができるようになったということのようだ。 iOS 機器の遠隔操作は iOS の標準機能でやったほうがいいと思うが,複数の端末を一度に捜索するなら役に立つかもしれない。
なお,端末を紛失したときのことを考えて定期的に「避難訓練」をすることをお薦めする。 大袈裟なのじゃなくても適当に距離のあるところに端末を置いておいてアラームを鳴らしてみればいい。 いざというときに未知の道具を使うと焦るものだが,実際に使って手順を確認しておけば多少は気が楽になるというものである。 そうそう。 端末のロックを試すときはロック解除の仕方を事前に確認しておくこと。
その他の気になる記事
- IPAテクニカルウォッチ「増加するインターネット接続機器の不適切な情報公開とその対策」:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
- News & Trend - 「マイナンバーを記録したパソコンは修理できない」、PC各社の修理規定が波紋:ITpro
- マイクロソフト、ブロックチェーン技術によるID管理に向け提携を発表 - ZDNet Japan
- 中国がインターネットユーザー全員の実名による登録を義務付けへ | TechCrunch Japan
- 仮想通貨、「興味はあるが購入しない」7割 –バード調査 - ZDNet Japan
- ファンサブサイト運営者は禁錮刑が相当? – P2Pとかその辺のお話R
- インターネットの歴史を変えた『バックアップ』 – P2Pとかその辺のお話R
- 「悪魔のように賢い」とGoogleのエンジニアが舌を巻く「悪意あるハードウェア」が登場 - GIGAZINE
- Big Sky :: peco みたいだけど peco と違うコマンドラインセレクタ cho を作った。
参考図書
- BOOM TOWN TRIP.30
- 内田美奈子 (著)
- Jコミックテラス 2020-11-11 (Release 2020-11-11)
- Kindle版
- B08MTK6LF3 (ASIN)
- 評価
掲載誌「コミックガンマ」が休刊になって単行本収録できなかったまるぼしまぼろしの30話。これが Kindle で読めるとはいい時代になったものです。
-
職場では USB メモリの持ち込みも持ち出しも NG なのが普通だし(それなら企業アカウントで Box 等を使うほうがマシ),自宅でわざわざ USB メモリを使う局面はないので(YubiKey は興味あるけど)全く用がない。 ↩︎
-
件のガイドライン案では PDCA サイクルを回すことで内部不正やミスをなくそうとしているようだが, PDCA サイクルは「投資とその評価」に対しては有効だが,セキュリティ対策を「コスト」とみなしているうちはうまく回らない。まぁ,総務省としては「もっと僕達セキュリティ・ゴロにお金を落としてYO」と言いたいのかもしれないが。 ↩︎
-
それなら経産省の管轄だよね(笑) ↩︎
-
現在連載中の「ざしきわらしと僕」も単行本化を期待しています。 ↩︎
-
歴史の浅いマンガでは公有化されているものが少ないし作家自身も存命されてることが多いため「青空文庫」よりは「マンガ図書館Z」のほうが馴染むかもしれない。 ↩︎