Git Extensions に関する覚え書き
私は Git の GUI フロントエンドとして Git Extensions を愛用しているのだが,毎度のことながらインストールしたときのことを忘れているため,インストールに絡むあれこれについて覚え書きを記しておく。
Git Extensions のインストール
現在 Git Extensions は以下のサイトで運用されている。
Git Extensions は .NET Framework (4.6.1 以上)で動作するが Mono (5.0 以上)でも動くので Linux や macOS 等でも利用可能らしい。 Windows 用なら Git Extensions 本体の他に以下のツールが同梱されている1。
このうち Git for Windows と KDiff3 は SetupComplete ファイル2 にのみ同梱されているが,バージョンが古いため,別途インストールしてから(SetupComplete ファイルではなく) Setup ファイルでインストールしたほうがいいかもしれない。
PuTTY を別途インストールしている場合は設定でそちらに差し替えできる。 PuTTY は時々セキュリティ・アップデートが行われるが Git Extensions 側で追従できないことも多いので(SSH クライアントとして PuTTY を使うのであれば)自前でインストールして運用した方がいいだろう。
ConEmu はそのままでOK。
Git Extensions を日本語化したいけど…
最近の Git Extensions はインストールした状態では日本語にできない。 リポジトリに日本語化モジュールはあるのだが Setup ファイルに同梱されていないようだ。
そこで無理矢理ではあるが,リリースページから “Source Code” をダウンロードし,その中にある以下のファイルを Git Extensions インストール先フォルダ以下の Translation
に入れてみる。
gitextensions-2.xx.xx/GitUI/Translation/Japanese.gif
gitextensions-2.xx.xx/GitUI/Translation/Japanese.xlf
gitextensions-2.xx.xx/GitUI/Translation/Japanese.Plugins.xlf
これで言語を日本語にできる。 言語の変更は Settings ダイアログの以下の部分をクリックする。
すると以下のウィンドウが表示されるので日本の国旗を選択すれば日本語に切り替わる。
やってみるとわかると思うが,けっこう英語のままである(そのせいで Setup ファイルに含まれないのかな)。
Japanese.xlf
および Japanese.Plugins.xlf
はテキストファイルなので,ここをいじれば日本語化できそうだ。
もし英語得手の方がいれば翻訳に貢献できるかもしれない。
私は… まぁ英語でも別に困らないか。
ブックマーク
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GnuPG for Windows : gpg-agent について : SSH の鍵管理も gpg-agent で行う
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最近の Git Extensions には GCM (Git Credential Manager for Windows) は同梱されていない。 GCM は Git for Windows の方に同梱されているため, Git for Windows インストール時に GCM も有効にすること。 ↩︎
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Git Extensions 2.50.02 であれば
GitExtensions-2.50.02-SetupComplete.msi
が SetupComplete ファイルである。 ↩︎