「暗号資産」とやら

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世間では「暗号通貨(cryptocurrency)」と呼ばれている「仮想通貨」。 金融庁でも一貫して「仮想通貨」と呼んでいたようだが,今後は「暗号資産(crypto-assets)」に統一するらしい。

「暗号資産」の呼び名は,どうやら今年の G20 から始まっているらしい。 G20 ブエノスアイレス・サミットの首脳宣言でも以下のように記されている。

We will regulate crypto-assets for anti-money laundering and countering the financing of terrorism in line with FATF standards and we will consider other responses as needed.
via G20 Leaders’ declaration Building consensus for fair and sustainable development; section 25

金融庁の「「仮想通貨交換業等に関する研究会」(第11回)議事次第」によると

一方で、最近では、国際的な議論の場において、“crypto-asset”(「暗号資産」)との表現が用いられつつある。また、現行の資金決済法において、仮想通貨交換業者に対して、法定通貨との誤認防止のための顧客への説明義務を課しているが、なお「仮想通貨」の呼称は誤解を生みやすい、との指摘もある。こうした国際的な動向等を踏まえれば、法令上、「仮想通貨」の呼称を「暗号資産」に変更することが考えられる。
via 仮想通貨交換業等に関する研究会 報告書(案)

ということで,官製用語あるいは法律用語として「暗号資産」に,国際化をにらんで,統一しましょうということのようだ。 といっても世間では「暗号通貨」として広まりきっているのに今さら「暗号資産」とか余計に混乱を招くのではないかと思うのだが... まぁ知ったこっちゃないか。

私は Bitcoin を勉強し始めた頃からこれを「補完通貨」と認識している。 補完通貨が通貨ではなく資産として機能し始めるというのは,その通貨の「終わりの始まり」である。

ちなみに「暗号通貨」だろうが「暗号資産」だろうが(確かに暗号技術は使われているが)暗号の要素など1ミリもないと重ねて主張しておく。 それこそ誤解を招く言葉である。

というわけで,これが「仮想通貨」に関する今年の締めの記事になりそう。

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