貧者の兵器
従来から化学兵器や地雷などは「貧者の兵器」と呼ばれているが,これに新たな兵器が実戦配備されたようだ。
有料記事だが,是非ともお金を払って一読されることをおすすめする。
かつて民生品 drone は「空の産業革命」などと呼ばれてきたが,ついに恐れていた事態が現実となった。
今回の件が厄介なのは
ことだろう。
更に言えば世界の紛争地帯の武装勢力によるテロが活性化する可能性もある。 ぶっちゃけ「旅客機をハイジャックしなくても空から攻撃できる」のだ。 しかも同時多発的に。 これにサイバー攻撃を合わせれば怖いものなしだ。
さて,賢明にも日本はホルムズ海峡に派兵する気はないようだが,東京オリンピックはせいぜい気ぃつけなはれや(他人事)
ブックマーク
- サウジ世界最大石油施設「ドローン攻撃」で油価急騰は長期化なのか:岩瀬昇 | エネルギーの部屋 | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト
- 「ドローン黙示録」の到来を阻止するために | TechCrunch Japan
参考図書
- セキュリティはなぜやぶられたのか
- ブルース・シュナイアー (著), 井口 耕二 (翻訳)
- 日経BP 2007-02-15
- 単行本
- 4822283100 (ASIN), 9784822283100 (EAN), 4822283100 (ISBN)
- 評価
原書のタイトルが “Beyond Fear: Thinking Sensibly About Security in an Uncertain World” なのに対して日本語タイトルがどうしようもなくヘボいが中身は名著。とりあえず読んどきなはれ。ゼロ年代当時 9.11 およびその後の米国のセキュリティ政策と深く関連している内容なので,そのへんを加味して読むとよい。
- イノベーション 悪意なき嘘 (双書 時代のカルテ)
- 名和 小太郎 (著)
- 岩波書店 2007-01-11
- 単行本
- 4000280872 (ASIN), 9784000280877 (EAN), 4000280872 (ISBN)
- 評価
「両用技術とはどのようなものか。その核心には「矛と楯の論理」がある」(まえがき「予断・診断・独断 そんなばかな」より)