モリサワ BIZ UD 明朝/ゴシック Web フォント
Twitter 経由で知ったのだが Google Fonts にモリサワ BIZ UD 明朝/ゴシック フォントってのがあるらしい。
2022年春に公開されたのか。 それなら Bunny Fonts にもあるかなぁ,と検索してみたら
![Bunny Fonts | Explore Faster & GDPR friendly Fonts](./morisawa-biz-ud-fonts-in-bunny.png)
おー,あるやないかい! というわけで,手元の環境でさっそく試してみた。
こっちは従来の NOTO フォント(クリックで拡大)
![](./japanese-with-noto-font.png)
こっちが モリサワ BIZ UD 明朝 フォント(クリックで拡大)
![](./japanese-with-morisawa-font.png)
んー,やっぱモリサワのほうが見やすいかなぁ。 全体的に詰まってる感じだが窮屈には見えない。 Web ブラウザで見やすいようにチューニングされている? 役物はモリサワのほうはプロポーショナルフォントっぽく詰めているようだ。
英文でも試してみよう。
こっちは従来の NOTO フォント(クリックで拡大)
![](./english-with-noto-font.png)
こっちが モリサワ BIZ UD 明朝 フォント(クリックで拡大)
![](./english-with-morisawa-font.png)
英字だとモリサワのほうが幅広に見えるんだな。 日本語フォントとのバランスを取ってるからか? この辺は好みだろうな。
というわけでモリサワ BIZ UD 明朝/ゴシックにしようかな,と一瞬思ったのだが,どうも一部表示できない文字があるらしい。
「神(U+FA19
)」とか「㈱(U+3231
)」とか。
これって JIS X 0208 にない文字は収録されてないってことかな。
ひょっとして収録グリフ数を制限することで有料ライセンス版1 との差別化を図ってる? うーむ。
このブログは Unicode の変わった文字もたまに使うのでモリサワ BIZ UD 明朝/ゴシックは向かないか。
というわけで,今回は諦めた。
「機種依存文字(古語)なんか使わないぜ」という方は検討してみてもいいだろう。
【2022-09-18 追記】
JIS X 0208 以外の文字が出ないのは Bunny Fonts 側の問題だったようだ。 疑ってごめんペコン 🙇
なので Unicode 日本語の文字を全て Web フォントで表示したいなら今のところ Google Fonts 一択のようだ。 「機種依存文字(古語)なんか使わないぜ」という方は Bunny Fonts を検討してみてもいいだろう。
ブックマーク
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モリサワ BIZ UD 明朝/ゴシックは SIL Open Font License, Version 1.1 でライセンスされている。このライセンス下のフォントは販売目的でなければ自由に再配布できる(ただし Attribution & Share Alike 条件がつく)。なお,ソフトウェアにバンドルするのであれば販売も許可される。ドキュメントへの埋め込みもOK。 ↩︎