Bruce Schneier 先生の記事経由:
先日の XZ Utils に仕組まれたバックドアに関連して OpenSSF (Open Source Security Foundation) と OpenJS Foundation よりオープンソース・プロジェクトの乗っ取りに関する警告が出ている。
両者とも同じ内容かな。
今回のような話は特異なケースというわけではないらしく,以下のような類似例(試みは失敗したようだが)を報告している。
これらを踏まえ social engineering による乗っ取りのパターンとして以下を挙げている。
まぁ,悪人顔の悪人はいないってね。
漫画やドラマならともかく,現実の詐欺師は友好的かつ誠実そうな顔をしてやってくる(笑) 企業・組織などへの標的型攻撃もそうだけど,安全な「距離」をはかりながら徐々に侵食していく感じだよね。
寄生虫が宿主を乗っ取るのと同じ。
これを防ぐのはなかなか難しいだろう。
特に小規模の FOSS プロジェクトなんかでは。
件の記事では,オープンソース・プロジェクトを保護するための手順として
を挙げている。
比較的大きなコミュニティならこれでもいいんだろうけどねぇ。
サプライチェーンの観点では重要だけどオープンソース・プロジェクトとしては小規模で,殆どワンオペで回してるようなところは難しいかもしれない。
今回の XZ Utils のように。
参考