弁慶岩を見に行って骨折入院した話(前編)

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やっちまったよ orz

人生で初の骨折だよ。 骨折るとこんな感じになるんだねえ。 まだ入院中なんだけど,骨折入院顛末の前編ということで記しておく。

八雲温泉 → 弁慶岩見物

11月最後の土曜日。 午前中に用事を済ませて,まずは八雲温泉へ。

落ち葉の道 | Flickr
秋色(熊野大社) | Flickr
八雲温泉上がりのコーヒー牛乳 | Flickr

木次乳業さん,いつもお世話になっています。

特にプランがあったわけではないが,なんとなく弁慶岩を見に行ってみようかと思い,玉湯町方面に移動する。

玉造温泉入口のオブジェの前を通り過ぎ

ようこそ、玉造温泉へ | Flickr

国道9号線を西進する。 この前見た看板を発見。

弁慶岩へ行こう | Flickr

看板の案内に従って南下していくと,弁慶岩の説明板が見えた。

弁慶岩 説明板 | Flickr

おー。 これが弁慶岩か。

弁慶岩 | Flickr

上に岩が乗っかっているように見えるが,実は上下の岩は繋がってるらしい。

弁慶岩(岩が乗ってんじゃなくて繋がってるらしい) | Flickr

まぁ,伝説なんてそんなもんっスよ(笑) ご神体な扱いに見えたので一応拝んでおいた。

さて,ちょっと中途半端な時間だし,市内に戻って夕方まで県立図書館に籠ろうかな。

この日は旧暦十月十日で,いわゆる「十日夜 (とうかんや) 」だった。 というわけで,昼間のお月見をしながら市内に戻る。

とうかんや(旧暦十月十日)の月 | Flickr

…と,ここまではいつもどおりで順調だったのに。

自転車で転倒→救急車搬送→骨折入院

もうちょっとで県立図書館というところで歩道の縁石に引っ掛けてしまって派手に転倒。 「やっちまったなぁ」と思いながら立とうとしたんだけど立てないの。 ちょうど武道館前で,スタッフの方に手伝ってもらって中で少し休ませてもらった。 しばらくしても改善しそうもないので,119番に電話して救急車を呼ぶことになった。 自転車は武道館内で預かってもらった。

ホンマ,ご迷惑をおかけしてすみません。 退院したら謝罪とお礼に伺わないと。

生まれて初めて救急車に乗ったよ。 「すげー。中ってこうなってんだぁ」とか思いながら乗り込む。 持病で通ってる病院に運んでもらえるか聞いてみたら OK とのこと。

かかりつけの病院に搬送してもらい,そのままレントゲンと CT 撮影を行う。 その後「残念なお知らせです」と前置きされ,診断結果は左大腿骨警部骨折とのこと。 1ヶ月は入院と言われた。 しかも1泊13K円の特別室しか空いてないと言われ,泣く泣くそちらに。

折れたところが筋肉に引っ張られてずれていくため,筋肉を下に引っ張るという応急処置をしてもらった。

骨折入院(応急措置で筋肉を引っ張ってズレないようにしている。手術スケジュールはまだ未定) | Flickr

急患の担当医には「不格好だけどピアスみたいなもんだと思っていただければ」とか冗談を言われる。 いや,無理っス(笑)

ちなみに膝から下に包帯がぐるぐる巻かれているのは,怪我をしているわけではなく,血栓予防のため。 包帯の上にポンプが巻かれていて,常時マッサージされてる感じ。 四六時中動いてるので,夜とか微妙に寝づらい。

特別室には48インチ(かな?)のテレビが壁に掛けてあった。 私はテレビは見ないのに… と思ったのだが, U-NEXT とか Netflix とか YouTube とか見放題らしい。 とりあえず,私の YouTube アカウントを入れて VTuber 配信とか見ていた。

応急処置で固定されているため,左足をほぼ動かせない状態。 さらに痛みで自力で上半身を起こせないしお尻も持ち上げられない(痛み止めは処方されている)。 何をするにも看護師さんの介助がいる。

おむつ初体験

入院にあたり,諸々契約書とか同意書とか書かされる。 連帯保証人の署名も必要だが,これは家族にお願いしよう。

入院に必要な着替えや小物類はレンタルできるらしい。 あと自力で下着を履けないので,紙おむつも契約することになった。 人生初おむつだぜ。 先に書いたように,自力でお尻を持ち上げられないので,おむつも看護師さん(2人がかり)に履かせてもらうんだけどな。 寝たきり介護老人ってこんな感じなんだろうなぁ。 なけなしの自尊心がすり減る。

もちろんトイレにも行けないが「小さい」ほうは自力で尿瓶にできた(電動介護ベッドで上半身を起こして処理)。 尿道管は回避できたよ。

寝グ○は無理ゲー

下ネタばかりですまん。

いや,問題は「大きい」ほうの排泄なのよ。 私の場合,もともと便秘気味でマグミットとか服用してるのだが(トイレでイきむのは心臓に良くないので),入院してから丸2日便意がなく,追加で下剤を処方してもらった。 それで3日目にようやく便意が来たのだが,仰向けに寝てる状態で排便とか無理ゲーだから! ベッドで上半身を起こしてやっと出た。

ちなみにおむつの中にします。 出たらナースコールして,看護師さんに後始末してもらう。 便の始末はもちろん,お尻を拭いたりとかもやってもらった。 なけなしの自尊心が(以下略)

電話で事情聴取 & お金は大事という話

週が明けて,今回の主治医とちょっと話す。 治療方法としては,大腿骨頭を人工骨に置換するか金属を入れて骨頭と警部を繋ぐかの2択らしい。 年寄りの場合は人工骨頭に入れ換えることが多いそうだが,人工骨頭は20年くらいで駄目になることが多く股関節にも負担がかかるため,私の年齢くらいだとおすすめできないらしい。

骨接合もリスクがあるのだが(説明を受けて)今回はこちらを選択し,手術日も決定した。 また山ほどの同意書に署名いないと。

松江警察署から電話。 当日はとっとと救急車で運ばれてしまったので,改めて電話で聴取を受ける。 今回は他の車両も歩行者も巻き込まれる(あるいは巻き込む)ことがなかったため,物件事故か人身事故かの判断を私がしていいらしい。 後述するが,物件事故でも保険金は降りるらしいので,最終的に物件事故として処理してもらうことにした。

加入している自賠責保険の入院特約が使えるようだ。 保険会社に連絡して必要書類を送ってもらった。 担当者に直接電話して聞いたのだが,事故の種類に関係なく入院期間に応じた保険金が支払われるとのこと。 転院した場合でも,最初の入院日から通算して支払われるということで,まぁ一安心。

他はがん保険しか入ってないんだよなぁ。

高額医療費の減免については病院側で既に対応済みで,決められた上限以上の医療費は請求されないと言われた。 ありがたや。 そういや,病院側が私のオンライン情報にアクセスすることに同意する文書に署名したな。

あとは傷病手当でなんとかなるか? お金は大事だからね。 こうやってチマチマと節約していかないと。

手術だ Go!

前日

手術前日に浣腸してもらう。 盛り盛り出たよ(笑) 例によって後始末は看護師さんに。

入浴はできないので看護師さんに全身を拭いてもらう。 なけなしの自尊心が(3回目) つか,もうとっくに開き直ってるけど。

同意書は全て署名して提出済み。 当日は家族に付き添ってもらうことになっている。

24時から絶食。 水も飲むなと言われている。 まぁ,寝てるし。

当日

朝早く家族に来てもらい,スマホ等の貴重品を預かってもらう。 私は手術室に入って全身麻酔をかけてもらい,気がついたら終わっていた。

手術は成功したそうだが,麻酔からの回復後,血圧が上がらなくて ICU に移されて一晩過ごすことになった。

ICU にはスマホ等の電子機器は持ち込み禁止なのだが,何故かテレビが備え付けられてた。 あまりに退屈なので地元ケーブルテレビのチャネルを見ていた。

翌日

血圧が安定したので手術後の一人部屋に移動する。 付き添いの家族も再度来てもらって貴重品やら返してもらう。

この日のうちに心電図モニタと点滴管が外された。 あとは尿道管のみ。 これは,更に翌日に外してもらえるらしい。 尿道管が外れればリハビリが始まる。

というわけで

中編へ続く。

ブックマーク

参考

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望遠鏡型コンパクトデジカメ。メモリと充電器(要 Power Delivery)は別に用意する必要がある。使い勝手はまぁまぁ。

reviewed by Spiegel on 2022-12-04 (powered by PA-APIv5)

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評価     

Garmin 製のルート探索・ナビゲーション特化のサイコン。タッチパネル助かる。充電ポートは USB-C (not PD)。また別売りの変換ケーブルを使いモバイルバッテリからパワーマウント経由で給電することもできる。ライドタイプが「ロード」「屋内」「グラベル」の3種類しかない。 Live Segment 非対応。

reviewed by Spiegel on 2024-08-11 (powered by PA-APIv5)