Java のサポート期限ってどうなってるんだっけ?

no extension

ぶっちゃけ PlantUML を動かす程度の利用なら最新の OpenJDK だけ気にしていればよかったんだけど,仕事で Java を使うとなればそういうわけにもいかない。 けど,今の Java のサポート期限ってどうなってるんだっけ?

まずは Oracle Java。 これははっきりしている。

これによると

Release GA Date Premier Support Extended Support
7 2011-07 2019-07 2022-07
8 2014-03 2022-03 2030-12
9 2017-09 2018-03 -
10 2018-03 2018-09 -
11 (LTS) 2018-09 2023-09 2026-09
12 2019-03 2019-09 -
13 2019-09 2020-03 -
14 2020-03 2020-09 -
15 2020-09 2021-03 -
16 2021-03 2021-09 -
17 (LTS) 2021-09 2026-09 2029-03

ということらしい1(どのバージョンでも Sustaining Support は無期限で受けれるため省いた)。 つまり Premier Support を受けれるバージョンは現時点(2021-03)で 8, 11, 15/16 が対象となる(15 は 2021-03 まで)。 Extended Support なら 7 も含まれる(Java 7 なら費用は免除)。

一方 OpenJDK はよく分からない。

Java 10 以降なら(リリースサイクルが半年毎というだけで)特にサポート期限というものはないみたい。 向こうが「やーめた」と言うまではアップデートを出し続けるのかな? 7u と 8u については記述がなかったが,四半期ごとのマイナーアップデートの対象になってるみたいなので,一応はサポートしていると思われる。 まぁ, Oracle Java や AdoptOpenJDK, OpenJ9 などからフィードバックがあるのかもしれない。

ちなみに AdoptOpenJDK のサポート期限は

によると

バージョン First Availability End of Availability
8 (LTS) 2014-03 at least 2022-05
9 2017-09 2018-03
10 2018-03 2018-09
11 (LTS) 2018-09 2024-10
12 2019-03 2019-09
13 2019-09 2020-03
14 2020-03 2020-09
15 2020-09 2021-03
16 2021-03 2021-09
17 (LTS) 2021-09 (TBC)

となっていた。 現時点(2021-03)では 8, 11, 15/16 がサポート対象だ(15 は 2021-03 まで)。

今はクラウドサービスごとに独自のディストリビューションを提供してたりするので, 11 以降ならあまり気にする必要はないのかな。 今だに 8/8u を使ってるサービス(行政サービスとか多そうだw)は,そろそろ未来について(Java を捨てる選択肢も含めて)議論したほうがいいだろう。

なお,年間のリリース・イベントは以下の通り。

バージョンアップ・イベント
1月 マイナー・バージョンアップ
2月
3月 メジャー・バージョンアップ
4月 マイナー・バージョンアップ
5月
6月
7月 マイナー・バージョンアップ
8月
9月 メジャー・バージョンアップ
10月 マイナー・バージョンアップ
11月
12月

アップデートは計画的に。

ブックマーク

参考図書

photo
Effective Java 第3版
Joshua Bloch (著), 柴田 芳樹 (翻訳)
丸善出版 2018-10-30
単行本(ソフトカバー)
4621303252 (ASIN), 9784621303252 (EAN), 4621303252 (ISBN)
評価     

再勉強中。 Kindle 版のほうがちょっと安いが,勤務先でも使いたかったので紙の本にした。

reviewed by Spiegel on 2021-03-17 (powered by PA-APIv5)


  1. Oracle Java 8 はクライアント側での利用と開発目的での利用のみ許可されている。サーバ側での運用は別途有償契約が必要(の筈)。 ↩︎