同時多発テロ関連のブックマーク(暗号関連)

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いや,もうね,バカかと。 アホかと。

9.11 以後,「テロとの戦い」と称して市民のプライバシーにかなり踏む込み形で諜報活動が行われた。 その結果が今のありさまである。 警察組織や諜報機関が欲しているのはテロリストの情報ではない。 彼らは「テロ」を利用しているだけである。 私たちは,「9.11 以後」10年以上の時間をかけてそれを悟ったのではないのか。

というわけで,「同時多発テロ関連のブックマーク」から暗号・諜報関連の記事を切り出してこの記事で管理することにする。

パリで起きた同時テロのような恐ろしい悲劇を受け、解決策を探すのは当然のことだ。だが暗号化レベルを下げることは解決策にはならない
捜査当局や国家安全保障局が国民の保護に尽力していることには深く感謝している。だが暗号化レベルを引き下げたり、暗号化されたデバイスやデータにバックドアを作成したりすれば、たとえそれが善人のためであっても、結局、攻撃者が悪用できる脆弱性を生み出すことにつながりかねない
Two important lessons of the last dozen years are (1) the government will increase its powers to meet the national security threat fully (because the People demand it), and (2) the enhanced powers will be accompanied by novel systems of review and transparency that seem to those in the Executive branch to be intrusive and antagonistic to the traditional national security mission, but that in the end are key legitimating factors for the expanded authorities.
ニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所のVictor Marrero判事は判決文の中で、FBIの見解は「極端であり、範囲を過度に拡大している」と述べている。
同判事はまた、Merrill氏に対する発言禁止命令の適用範囲が広すぎる点について、「米国憲法修正第1項(言論の自由)、および国民に対する政府の説明責任という両方の観点から、重大な問題をはらんでいる」との判断を示した。
NSLの発言禁止命令を完全に解くことに成功したのは、Merrill氏が初めてだ。
米国愛国者法(US Patriot Act)は、2001年9月11日の同時多発テロ事件から1カ月後に成立したときに、NSLの適用範囲を拡大した。
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セキュリティはなぜやぶられたのか
ブルース・シュナイアー (著), 井口 耕二 (翻訳)
日経BP 2007-02-15
単行本
4822283100 (ASIN), 9784822283100 (EAN), 4822283100 (ISBN)
評価     

原書のタイトルが “Beyond Fear: Thinking Sensibly About Security in an Uncertain World” なのに対して日本語タイトルがどうしようもなくヘボいが中身は名著。とりあえず読んどきなはれ。ゼロ年代当時 9.11 およびその後の米国のセキュリティ政策と深く関連している内容なので,そのへんを加味して読むとよい。

reviewed by Spiegel on 2019-02-11 (powered by PA-APIv5)