電子署名を暗号ってゆーな!
面白い記事を見つけた。
内容を自分の中で咀嚼するのに1時間くらいかかってしまった。 年寄りはこれだから…
要するにこれって
「電子署名を暗号ってゆーな!」
ってことだよね。
言われてみればその通りで,公開鍵暗号アルゴリズムをもとに組み上げられた電子署名アルゴリズムというのは RSA 署名くらいしかない。 ElGamal 署名は同じ鍵が使えるというだけでアルゴリズム自体は別物である1。
まぁ,でも,公開鍵暗号といえば今でも RSA なイメージだし,そうなると「電子署名は公開鍵暗号の一種」という印象に引きずられるんだよなぁ。 今後は気を付けよう。
というわけで「OpenPGP で利用可能なアルゴリズム」の文言を少し変えてみた。 本家で絶賛放置プレイになっている「わかる! OpenPGP 暗号」も内容が色々アレなのでいい加減書き直さないといけないんだけど,モチベーションが上がらないんだよねぇ2。 どうせ RFC 4880bis が正式版になったら書き直さないといけないし,もうしばらく放置でいいか。
ところで『クラウドを支えるこれからの暗号技術』は修正版がまるっと GitHub に上がってる気がするのだがいいのだろうか。 著者の方がいいなら外野がとやかく言うことではないが,私まだ読んでないぞ。 取り敢えず本は買って PDF 版を読むのがいいのか?
ブックマーク
参考図書
- 暗号技術入門 第3版 秘密の国のアリス
- 結城 浩 (著)
- SBクリエイティブ 2015-08-25 (Release 2015-09-17)
- Kindle版
- B015643CPE (ASIN)
- 評価
SHA-3 や Bitcoin/Blockchain など新しい知見や技術要素を大幅追加。暗号技術を使うだけならこれ1冊でとりあえず無問題。
- クラウドを支えるこれからの暗号技術
- 光成 滋生 (著)
- 秀和システム 2015-06-24
- 単行本
- 479804413X (ASIN), 9784798044132 (EAN), 479804413X (ISBN)
まだ読んでない。