20年ぶりに買った「理科年表」は「けもフレ」とコラボしていた

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先日来た国立天文台メールニュースに『理科年表 2020』刊行の案内が載っていて

暦部のトピックスは、新元号「令和」にちなんだ話題を集めた「時には昔の 話を」と、例年とがらりと変わった「令和元年・令和2年の祝日と休日につい て」の2本立てで、令和時代の始まりを特集しています。

[…]

物理/化学部は、2019年5月に施行された国際単位系 (SI) の定義の改定を受 けて内容の大改訂を実施しました。トピックス「SI基本4単位の定義改定」で は改訂の内容を詳細に解説しています。

via 国立天文台 メールニュース No.211 (2019年12月5日発行)

と書かれていたので,20年ぶり1 に「理科年表」を買うことにしたのだが

「理科年表」に博士と助手ががが
「理科年表」に博士と助手ががが

なぜ「けもフレ」とコラボ? いろいろ御託が書いてあったが,要するに丸善出版のロゴマークが「みみずく」なので博士と助手が抜擢されたらしい(笑) コラボでは特定の本屋で買うとグッズが貰えるそうだが,島根には対象書店がない! 島根県は丸善の商圏外ってか,ちっくしょー! …まぁ,いいや(どうでも)。 どっちみち本屋で買うつもりなど微塵もなかったし。

気を取り直して…

「時には昔の話を」は改元時に Web 上に掲載された

を収録したもののようだ。

2019年5月に施行された新しい国際単位系(SI)では遂にキログラム原器が廃止になった。 代わりにプランク定数,素電荷,アボガドロ定数,ボルツマン定数を定義値として SI 基本4単位(キログラム,アンペア,モル,ケルビン)を再定義している2。 これでようやく人工物による「原器」が単位系から完全に排除されたわけだ。

2020年版「理科年表」は保存用に買っておくべきだろう。

参考図書

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理科年表 2020
国立天文台 (編集)
丸善出版 2019-11-20
文庫
4621304259 (ASIN), 9784621304259 (EAN), 4621304259 (ISBN)
評価     

日本における令和への改元や国際単位系(SI)の定義改定などに関するトピックを多く掲載。2020年版は(保存用として)買いかも。

reviewed by Spiegel on 2019-12-08 (powered by PA-APIv5)

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天文年鑑 2020年版
天文年鑑 編集委員会 (編集)
誠文堂新光社 2019-11-20
単行本
4416719485 (ASIN), 9784416719480 (EAN), 4416719485 (ISBN)
評価     

天文ファン必携。2020年版。

reviewed by Spiegel on 2019-11-23 (powered by PA-APIv5)

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天体物理学
Arnab Rai Choudhuri (著), 森 正樹 (翻訳)
森北出版 2019-05-28
単行本
4627275110 (ASIN), 9784627275119 (EAN), 4627275110 (ISBN)
評価     

興味本位で買うにはちょっとビビる値段なので図書館で借りて読んでいる。まえがきによると,この手のタイプの教科書はあまりないらしい。内容は非常に堅実で分かりやすい。理系の学部生レベルなら問題なく読めるかな。

reviewed by Spiegel on 2019-11-13 (powered by PA-APIv5)

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気象がわかる数式入門
二宮 洸三 (著)
オーム社 2006-07-01
単行本
4274202712 (ASIN), 9784274202711 (EAN), 4274202712 (ISBN)
評価     

気象に入る前に「次元」や「単位系」といった基本中の基本の話から始まり,そこから誤差論(の最初のほう)とかだんだんと核心に入っていく。順番に読んでいけば無理なく「気象」を始めとする物理学の初歩が理解できるよう構成されている教科書的な内容。これが私の子供の頃にあったらなぁ。

reviewed by Spiegel on 2019-05-04 (powered by PA-APIv5)


  1. 学生時代は毎年のように「理科年表」を買っていたが,天文学に限れば「天文年鑑」で事足りるし,2000年版を最後に買わなくなっていた。今回も2020年版を買ったら当分買わないだろう(笑) ↩︎

  2. もちろん定義しただけではダメで,定義に基づいて対象物を精度よく測定できなければならない。キログラム原器を廃止するという方向性は2011年の第24回 CGPM で承認されたが,定義に基づく(特にプランク定数の)測定が精度よく決まらず,改定が先送りになっていた経緯がある。 ↩︎