「他者を理解」できるわけがない

no extension

みなさん GW いかがでしたか。 私は某ウイルスに絡む非常事態を言い訳にがっつり引き篭もってました。 ハロワの失業認定でも物理的な求職活動は免除されているので,もっぱらネットで。 安◯先生,仕事がしたいです…

閑話休題 (それはさておき) , Facebook の TL で面白いネタを見つけたので久しぶりに胡乱なことを書いてみる(笑)

ちなみに記事の内容に関しては微塵も興味がないのであしからず。 ただし「他者」や「理解」や「コミュニケーション」というキーワードから色々と連想することはある。

どこで見かけたのかうろ覚えで申し訳ないが「『◯◯を理解した』というのは『◯◯を理解するのを止めた』と同義」みたいな記述があったのを思い出した。 ましてや「他者」などという宗教的にも哲学的にも科学的にも解決されざる命題に対して「理解した」などと言える筈もないのだ。

もうひとつ連想したのは「リスク・コミュニケーション」。 知らなかったり忘れてる人も多いだろうが,20年ほど前に BSE (Bovine Spongiform Encephalopathy; 通称「狂牛病」) を巡る騒動があって,私はこれをきっかけに「リスク・コミュニケーション」について勉強し始めたのだが,どっかのドキュメント(これもうろ覚え,ゴメン)で「リスク・コミュニケーションとは説得すること」みたいなことが書かれているのを見て「だめだこりゃ」と思ったことがある1

もっと言うと日本における「説得」は「説教」もしくは「折伏」に近い。 つまりコミュニケーションが水平方向ではなく垂直方向なのだ。 これに関して私は「説教番組」という造語を考えたことがある。

そして「説教」で思い出すのは,あの名作である。

「理解」とは結果や成果ではなく「プロセス」である。 故に他者への理解を継続するための「コミュニケーション」は垂直方向の説教ではなく水平方向の「対話」であるべきだろう。

と思うのだが,いかがだろうか。 ◯西先生,「他者を理解」したいです…

参考図書

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数学ガールの誕生 理想の数学対話を求めて
結城 浩 (著)
SBクリエイティブ 2013-09-13 (Release 2014-09-13)
Kindle版
B00NAQA33A (ASIN)
評価     

結城浩さんの講演集。こういう場所に立ち会える今の学生さんは羨ましい。

reviewed by Spiegel on 2013-09-21 (powered by PA-APIv5)

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クリトン
原題: CRITO
プラトン , sogo (翻訳)
2000-12-20 (Release 2014-09-17)
青空文庫
4333 (図書カードNo.)
評価     

「ソクラテスの弁明」そのものには必ずしも賛同しないが,繰り広げられる対話は「個」と「公」の関係を考える上で面白い作品だと思う。

reviewed by Spiegel on 2020-05-11 (powered by aozorahack)

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リスクとつきあう―危険な時代のコミュニケーション (有斐閣選書)
吉川 肇子 (著)
有斐閣 2000-03-01
単行本
4641280304 (ASIN), 9784641280304 (EAN), 4641280304 (ISBN)
評価     

リスク・コミュニケーションについて。内容は古いがまだまだ使える。

reviewed by Spiegel on 2016-02-03 (powered by PA-APIv5)

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セブン (字幕版)
ブラッド・ピット (出演), モーガン・フリーマン (出演), グウィネス・パルトロー (出演), ケビン・スペイシー (出演), デビッド・フィンチャー (監督), アンドリュー・ケビン・ウォーカー (Writer), アーノルド・コペルソン (プロデュース), フィリス・カーライル (プロデュース)
(Release 2013-11-26)
Prime Video
B00FIWCVFM (ASIN)
評価     

説教こわい。夜見ると眠れなくなる(笑)

reviewed by Spiegel on 2020-05-11 (powered by PA-APIv5)

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あなたの人生の物語
テッド チャン (著), 浅倉久志 (翻訳)
早川書房 2012-08-25 (Release 2014-09-30)
Kindle版
B00O2O7JEA (ASIN)
評価     

短編集。同名の短編が映画になったが,個人的に一番好きなのは「理解」だったり。

reviewed by Spiegel on 2020-05-11 (powered by PA-APIv5)


  1. リスク・コミュニケーション手法のひとつとして「説得」があるのは確か。ただし「説得」を使うには幾つか前提条件がある。 ↩︎