非公開 Facebook Page を晒される
既に Facebook の TL では既に愚痴ってるが,実害が出る前に注意喚起しておく。
私はずいぶん前から Facebook の TL に載せる記事を「友人」限定にして Facebook Page も「友人」以外には見えないようにしている。 なので「友人」関係にない人が私の Facebook Page を見てもエラー画面が表示されるだけだったのだ,この前までは!
実はこの前,職場で間違えて自分の Facebook Page をブラウザで開いてしまったのよ。 したら,いつものエラー画面ではなく,普通に Facebook Page が表示されてビックリしてしまった。
さすがにプロフィール情報とか TL に上げた記事や写真は非表示になっているが,アテンション画像やアバターアイコン,名前・ニックネーム・1行コメントはそのまま表示される。 これだけなら「なにすんねん」で済む話だが,たちの悪いことに同名または類似名のユーザを列挙してくれやがるのよ。
この結果なにが起きるかというと情報非公開の Facebook ユーザを容易にサーベイできるわけ。
マジで要らんことするよね Facebook は!
この件は Facebook Page を公開している人には「それがどーした」な話だろう。 しかし,今の御時世 SNS を使ってるのはセルフ・ブランディングや自己肯定感を満たす目的の人だけではないのだ。
私は Facebook を広島時代の友人や大学時代の友人や先輩方との連絡手段として使っている。 ついでに TL で「ド田舎に引きこもっても相変わらず馬鹿やってますよー」と生存証明の記事を上げている。 それがなかったら(Instagram と同じく)プライバシーに敵対的なサービスのアカウントなんかとっくに潰してるっての(まぁ BAN されたら復帰せず終了するけどw)。
最近 Facebook の友人がアバターアイコンをパクられ,なりすましアカウントを作られたと TL で報告していた。 非公開で何の活動も表示されない本人アカウントと何やら活動してるっぽいなりすましアカウントのどちらを(第三者から見て)信用するかという話である。
というわけで,長すぎるまえがきはここまでにして,本題の注意喚起。
私は現在,リアルで直接知り合った人以外には Facebook の友人申請をしないし受け付けないことにしている。 もし私の活動をフォローしたいという奇特な方がいらっしゃるのであれば,このブログの feed を食わせるか Twitter アカウント をフォローしていただければありがたい。 相互フォローの強要などしないのでご心配なく(笑) どうしても Facebook の「友人」関係が必要であれば直接お会いしましょう。 個別のやりとりで私のケータイ番号をご存知であれば Signal がオススメ。
ちなみに Facebook アカウントのアバターアイコンは(Facebook への抗議の意味を込めて)違うものに差し替えた。 3.11 の復興活動が「収束宣言」するまでは “Pray for Japan” のバッヂの付いたアイコンで通すつもりだったが,残念なことである。
時代は「ゆく川の流れ」のように移りゆく。
参考図書
- 超監視社会
- ブルース・シュナイアー (著), 池村 千秋 (翻訳)
- 草思社 2016-12-13 (Release 2017-02-03)
- Kindle版
- B01MZGVHOA (ASIN)
実は積ん読のまま読んでない。そろそろちゃんと最後まで読まないと。
- つながりっぱなしの日常を生きる:ソーシャルメディアが若者にもたらしたもの
- ダナ・ボイド (著), 野中 モモ (翻訳)
- 草思社 2014-10-09 (Release 2015-07-21)
- Kindle版
- B0125TZSZ0 (ASIN)
- 評価
読むのに1年半以上かかってしまった。ネット,特に SNS 上で自身のアイデンティティやプライバシーを保つにはどうすればいいか。豊富な事例を交えて考察する。