2022年は寅年らしいので
2022年は寅年らしい。
トラといえば昔の $\mathrm{\LaTeX}$ 本で EPS ファイルを貼り込むときによく使われる虎の絵(tiger.eps
)って今もあるんだろうか。
と思って『LaTeX2ε美文書作成入門』の第8版を見てみたら今も御健在らしい。 実際に TeX Live のインストール先ディレクトリを検索してみたらあちこちにあった(笑)
というわけで $\mathrm{Lua\LaTeX}$ で虎の絵を表示してみる。 こんな感じでどうかな。
\documentclass[report]{jlreq}
\usepackage[haranoaji,jis2004,deluxe,match,jfm_yoko=jlreq,jfm_tate=jlreqv]{luatexja-preset} % Japanese fonts
\usepackage{graphicx}
\begin{document}
\begin{figure}
\centering
\includegraphics[width=\columnwidth,clip]{./tiger.eps}
\caption{2022年は寅年らしい}
\label{fig:tiger}
\end{figure}
\end{document}
jlreq
は最近流行りの汎用ドキュメントクラスで W3C の「日本語組版処理の要件」にほぼ準拠しているそうな。
しかも $\mathrm{p\LaTeX}$, $\mathrm{up\LaTeX}$, $\mathrm{Lua\LaTeX}$ で透過的に使えるのがありがたい(まぁ,フォントやドライバの指定の仕方が違うので全く同じにはならないけど)。
これを処理した結果は以下の通り。
おめでとうございます〜
ブックマーク
参考図書
- [改訂第8版]LaTeX2ε美文書作成入門
- 奥村晴彦 (著), 黒木裕介 (著)
- 技術評論社 2020-11-14
- 大型本
- 4297117126 (ASIN), 9784297117122 (EAN), 4297117126 (ISBN)
- 評価
2020年末に第8版が出てたのに気付かなかったよ。可能なら紙の本も買って常に側に置いておくのが吉。版元には PDF 版もある。