記憶喪失の国

（ただの愚痴です。閲覧注意）

個人的に先週最大のニュースは

• TechCrunch Japanおよびエンガジェット日本版 終了のお知らせ

だろう。 まぁ，サービスがなくなるのはしょうがない。 TechCrunch 本家も日本側も日本市場に（コストに比して）旨味がなくなったということなのだろう。 技術系の翻訳本が出版されなくなったと聞いて久しいし，こうやって日本は20世紀の「技術大国」なる甘い幻想から覚醒する季節なのかもしれない。 それでも，まぁ，ハヤカワさんみたいな元気のいい出版社もあるのは救いだろう。

駄菓子菓子 (だがしかし) 。 問題はそこではないのだ。

TechCrunch Japanがなくなることで一番ショックなのは、過去アーカイブの消滅である。20年前はデジタルならずっと残ると思っていたが、現実は逆だった。そうした意味で、サービス終了から10年以上もコンテンツアーカイブを残してくれているWired Visionは偉かったと痛感するhttps://t.co/i6QRGBCH0S

— yomoyomo (@yomoyomo) February 16, 2022

たしかに個人レベルでは「忘れられる権利」とかも普通に言われるようになった。 そうでなくとも個人サイトを（少なくとも数十年単位の）長期間に渡って保持するのはなかなかに無理ゲーだとは思う。

でも，少なくとも「メディア」を標榜する個人や組織なら自らが生み出したコンテンツの保全に何らかのコストをかけるべきではないのだろうか（もしくはいっそオープンデータにしてしまうか）。 大昔の漫画の女性雀士みたいに「これチャイ」とか言ってなかったことにするのは本当に勘弁していただきたい。

私が日本の新聞系サイトの記事にリンクを張らないのは一定期間後に問答無用で消失してしまうからだが，新聞系以外のサイトでもこれが常態化するのなら日本語メディアは見る価値なしと判断せざるを得ない（英語不得手なのに orz）。 実際 TechCrunch Japan の記事は既に全く見る気がなくなったし。

デジタルデータは失われやすい。故にコピーは正義である
(๑•̀ㅁ•́๑)✧

— Der Spiegel 🪞 im Spiegel 🪞 (@spiegel_2007) February 16, 2022

とか言ってしまいそうだよ（言っとるがな）

まぁ，教訓めいたことを言うなら「英語は勉強しとけよ」という感じだろうか（笑）

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• インターネットで「死ぬ」ということ

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