お彼岸
(2年前に書いた記事から抜粋して再構成した)
現在の定義では「春分の日」の定義は「太陽黄経が0°になる瞬間を含む日」で「秋分の日」は「太陽黄経が180°になる瞬間を含む日」である。 そして春分・秋分の日を挟む前後3日が「お彼岸」となる。
実は近年まで知らなかったのだが,春分・秋分を「彼岸の中日」と定めたのは天保暦以後のことらしい。 国立天文台の解説によると,天保暦以前はこんな感じだそうな。
暦法 -5 -4 -3 -2 -1 春秋分 +1 +2 +3 +4 +5 +6 +7 +8 宣明暦
貞享暦入り 中日 明け 宝暦暦
寛政暦入り 中日 (春分) 明け 入り (秋分) 中日 明け 天保暦
現在入り 中日 明け
宣明暦・貞享暦は「どうしてそうなった」って感じ(笑)
…あー,ぼた餅食べたい。
ブックマーク
参考図書
- 天文年鑑 2022年版
- 天文年鑑編集委員会 (編集)
- 誠文堂新光社 2021-11-22
- 単行本
- 441662140X (ASIN), 9784416621400 (EAN), 441662140X (ISBN)
- 評価
天文ファン必携。2022年版。