『気象がわかる数式入門』を立ち読みした

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長いお休みももう少しで終わり。 みなさん GW はいかがお過ごしですか。

この GW は天気がよかったので散歩がてら県立図書館へ行ってまったりとしていたのだが,また面白い本を見つけてしまったのですよ。

なにこれ。面白そう!

その場でパラパラとページをめくって中身を確認し,ケータイを取り出して Amazon でポチりました(笑)

最近はいい本がいっぱいあるんだなぁ。 これを子供の頃に読んでいれば…

前にもどこかで書いたような気がするが,独学というのはどうしても「つまみ食い」になりがちで,ひとつのジャンルを体系的に学ぶのが難しい。

私は科学と数学は相補的な関係にあると思っているが『気象がわかる数式入門』は数学と科学の間にある本という感じだろうか。 内容的には高校生物理くらいのレベルだと思うが基本的なことをきちんと押さえているので読んでても迷いにくい。 たぶん中学生くらいでも理解できるんじゃないかな。

この本と何か適当な数学書があれば完璧じゃないだろうか。 たとえば「数学ガール」シリーズ(微積分あたりの巻)とか(笑) こういう本は是非本棚に置いていつでも引っ張り出せるようにしておきたいものである。

というわけで,今回は借りずに買ったのであった(ちなみに別の本を借りたのだが,それはまた後日)。

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気象がわかる数式入門
二宮 洸三 (著)
オーム社 2006-07-01
単行本
4274202712 (ASIN), 9784274202711 (EAN), 4274202712 (ISBN)
評価     

気象に入る前に「次元」や「単位系」といった基本中の基本の話から始まり,そこから誤差論(の最初のほう)とかだんだんと核心に入っていく。順番に読んでいけば無理なく「気象」を始めとする物理学の初歩が理解できるよう構成されている教科書的な内容。これが私の子供の頃にあったらなぁ。

reviewed by Spiegel on 2019-05-04 (powered by PA-APIv5)