OpenPGP 公開鍵の期限を延長した
3年前に「来年からまた短期の運用に戻す」と言ったのに未だに有言不実行。 今年も現行鍵の有効期限を 2025-04-01 まで延長するに留めた。
更新した公開鍵は以下の URI からインポートできる(既にインポート済みの場合は上書き更新される)。
$ gpg --fetch-keys https://baldanders.info/pubkeys/spiegel.asc
または
$ gpg --fetch-keys https://github.com/spiegel-im-spiegel.gpg
拙作の gpgpdump を使えばインポートする前に公開鍵の内容をチェックできる。
$ gpgpdump fetch https://baldanders.info/pubkeys/spiegel.asc
または
$ gpgpdump fetch https://github.com/spiegel-im-spiegel.gpg
いや Ubuntu が GnuPG 2.4 系にアップデートしてくれないので待ち状態なのよ。 いきなり自前で最新版をインストールするのは怖いので,仮想環境か何かで動作確認をしないといけないのだが,これも遅々として進まず。 2024年末で 2.2 系はサポートから外れるんだけどねぇ。
最近は OpenPGP 鍵の短期運用は,期限切れの鍵が増えるだけで,あまり意味がない気がしてきた。 サーバを運用しているならともかく, OpenPGP 鍵を Yubikey とかのデバイスに入れるのもあまり意味がない気がするんだよな。 私は基本的にノート PC を忌避してるし。
まぁ,どのみち OpenPGP 鍵は ECC にしたいので,いつかは入れ替えなきゃいけないけどね。 それもこれも GnuPG 2.4 系の環境が整ってからだ!
…というわけで,もうしばらくはグズってます。
ブックマーク
参考図書
- 暗号化 プライバシーを救った反乱者たち
- スティーブン・レビー (著), 斉藤 隆央 (翻訳)
- 紀伊國屋書店 2002-02-16
- 単行本
- 4314009071 (ASIN), 9784314009072 (EAN), 4314009071 (ISBN)
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20世紀末,暗号技術の世界で何があったのか。知りたかったらこちらを読むべし!
- 暗号技術入門 第3版 秘密の国のアリス
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- 科学2024年3月号[雑誌]
- 岩波書店『科学』編集部 (編集)
- 岩波書店 2024-02-22 (Release 2024-03-01)
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- B0CW1DZS1W (ASIN)
- 評価
この号の特集は「現代暗号の展開と応用」。耐量子計算機暗号や格子暗号といった今どきなキーワードも出てくる。