2026年の暦

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今年も国立天文台より翌年(2026年)の暦要項が発表された1

祝日・休日

日本の暦情報は国立天文台暦計算室で見ることができる。 この中の「今月のこよみ powered by Google Calendar」で Google Calendar と連携させることができるのだが,この機能を利用した github.com/goark/koyomi パッケージを公開している。 こんな感じに使える。

package main

import (
    "fmt"
    "os"

    "github.com/goark/koyomi"
    "github.com/goark/koyomi/value"
)

func main() {
    start, _ := value.DateFrom("2026-01-01")
    end, _ := value.DateFrom("2026-12-31")
    td, err := os.MkdirTemp(os.TempDir(), "blog")
    if err != nil {
        fmt.Fprintln(os.Stderr, err)
        return
    }
    defer func() { _ = os.RemoveAll(td) }()
    k, err := koyomi.NewSource(
        koyomi.WithCalendarID(koyomi.Holiday),
        koyomi.WithStartDate(start),
        koyomi.WithEndDate(end),
        koyomi.WithTempDir(td),
    ).Get()
    if err != nil {
        fmt.Fprintln(os.Stderr, err)
        return
    }

    fmt.Println("| 日付 | 曜日 | 内容 |")
    fmt.Println("| ---- |:----:| ---- |")
    for _, e := range k.Events() {
        fmt.Printf("| %v | %v | %v |\n", e.Date.StringJp(), e.Date.WeekdayJp().ShortStringJp(), e.Title)
    }
}

これを実行すると以下の出力が得られる。

$ go run main.go
| 日付 | 曜日 | 内容 |
| ---- |:----:| ---- |
| 2026年1月1日 | 木 | 元日 |
| 2026年1月12日 | 月 | 成人の日 |
| 2026年2月11日 | 水 | 建国記念の日 |
| 2026年2月23日 | 月 | 天皇誕生日 |
| 2026年3月20日 | 金 | 春分の日 |
| 2026年4月29日 | 水 | 昭和の日 |
| 2026年5月3日 | 日 | 憲法記念日 |
| 2026年5月4日 | 月 | みどりの日 |
| 2026年5月5日 | 火 | こどもの日 |
| 2026年5月6日 | 水 | 休日 |
| 2026年7月20日 | 月 | 海の日 |
| 2026年8月11日 | 火 | 山の日 |
| 2026年9月21日 | 月 | 敬老の日 |
| 2026年9月22日 | 火 | 休日 |
| 2026年9月23日 | 水 | 秋分の日 |
| 2026年10月12日 | 月 | スポーツの日 |
| 2026年11月3日 | 火 | 文化の日 |
| 2026年11月23日 | 月 | 勤労感謝の日 |

2026-09-22 の休日は「国民の祝日に関する法律」第3条第3項のルールによるもの。

第三条 「国民の祝日」は、休日とする。
2 「国民の祝日」が日曜日に当たるときは、その日後においてその日に最も近い「国民の祝日」でない日を休日とする。
3 その前日及び翌日が「国民の祝日」である日(「国民の祝日」でない日に限る。)は、休日とする。

当然ながら「祭日」については国家は規定しない。

2026年の暦象

2026年は日食2回と月食2回がある。

日付 曜日 内容
2026年2月17日 金環日食
2026年3月3日 皆既月食
2026年8月13日 皆既日食
2026年8月28日 部分月食
  • 2月17日には金環日食がありますが、日本では見ることができません。
  • 3月3日には皆既月食があり、日本では全国で皆既食を見ることができます。
  • 8月13日には皆既日食がありますが、日本では見ることができません。
  • 8月28日には部分月食がありますが、日本では見ることができません。

他(二十四節気・雑節)はこんな感じ。

日付 曜日 内容
2026年1月5日 小寒
2026年1月17日 土用の入り
2026年1月20日 大寒
2026年2月3日 節分
2026年2月4日 立春
2026年2月19日 雨水
2026年3月5日 啓蟄
2026年3月17日 彼岸の入り
2026年3月20日 春分
2026年4月5日 清明
2026年4月17日 土用の入り
2026年4月20日 穀雨
2026年5月2日 八十八夜
2026年5月5日 立夏
2026年5月21日 小満
2026年6月6日 芒種
2026年6月11日 入梅
2026年6月21日 夏至
2026年7月2日 半夏生
2026年7月7日 小暑
2026年7月20日 土用の入り
2026年7月23日 大暑
2026年8月7日 立秋
2026年8月23日 処暑
2026年9月1日 二百十日
2026年9月7日 白露
2026年9月20日 彼岸の入り
2026年9月23日 秋分
2026年10月8日 寒露
2026年10月20日 土用の入り
2026年10月23日 霜降
2026年11月7日 立冬
2026年11月22日 小雪
2026年12月7日 大雪
2026年12月22日 冬至

その他

2026年の「伝統的七夕」は8月19日である。 お盆過ぎですな。

あと2026年って丙午 (ひのえうま) なんだよな。 昭和時代までのジンクスというか迷信は今でも通用したりするのだろうか。 1966年の丙午のときは(迷信を受けて)出生数が激減したんだよな。 まぁ,当時と違って今は少子化時代だし,迷信を知らない人も多そうだし,関係ないかな。

ブックマーク

参考

photo
天文年鑑 2025年版
天文年鑑編集委員会 (編集)
誠文堂新光社 2024-12-05 (Release 2024-12-05)
単行本
4416723660 (ASIN), 9784416723661 (EAN), 4416723660 (ISBN)
評価     

天文ファン必携。2025年版。これが届くと年末って感じ。

reviewed by Spiegel on 2024-12-05 (powered by PA-APIv5)

photo
【購入者限定特典付き】カレンダー2025 KAGAYA奇跡の風景CALENDAR 天空からの贈り物(月めくり/壁掛け/「オリジナルスマホ壁紙」データ配信) (インプレスカレンダー2025)
KAGAYA (写真)
インプレス 2024-09-13 (Release 2024-09-13)
カレンダー
4295019313 (ASIN), 9784295019312 (EAN), 4295019313 (ISBN)
評価     

ついカッとなってポチった。反省はしない。美麗な天体写真で有名な KAGAYA さんの作品がカレンダーになった。つか,書籍扱いなんだな,これ。

reviewed by Spiegel on 2024-09-15 (powered by PA-APIv5)

photo
天体物理学
Arnab Rai Choudhuri (著), 森 正樹 (翻訳)
森北出版 2019-05-28
単行本
4627275110 (ASIN), 9784627275119 (EAN), 4627275110 (ISBN)
評価     

興味本位で買うにはちょっとビビる値段なので図書館で借りて読んでいたが,やっぱり手元に置いておきたいのでエイヤで買った。まえがきによると,この手のタイプの教科書はあまりないらしい。内容は非常に堅実で分かりやすい。理系の学部生レベルなら問題なく読めるかな。

reviewed by Spiegel on 2019-11-13 (powered by PA-APIv5)

作業中の BGV (メン限配信以外)


  1. 国立天文台では毎年2月最初の官報で翌年の暦を発表する。 ↩︎