我々は何者か? — 『我ら、プログラマー』オンライン読書会 第1回目

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技術書読書会にて,今日から新しい本の読書会が始まった。

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第1回『我ら、プログラマー』オンライン読書会 (2026/08/22 13:00〜)
### 書籍『我ら、プログラマー』をオンラインで読む読書会です。 * 毎月1回開催します。 * 読書会なので、書籍を読んでいきます。 * 基本的に(紙の本の)ほぼ1頁単位で、参加者に読んでもらいながら、内容に関して必要に応じて議論する形式で進めます。 * 書籍『我ら、プログラマー』(Amazon)は、各人で購入してください。 ### オンライン開催について * Zoomを使って開催しますので、参加者がZoomを各人のPCやタブレットなどに事前に準備をお願いします。 * Zoomへの参加URLは、connpassの参加者へのメッセージ送信機能を使ってメールで送...
 

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ターゲットとなる書籍はこれ。

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我ら、プログラマー  AdaからAIまで、コーダーたちの年代記 | ZEN大学出版会
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Release 2026-06-29
評価     

[Comment] 「ボブおじさん」による最新刊? かな。2世紀以上に渡るコンピュータとプログラマの歴史と回顧録。気楽な読み物として楽しめる。デジタル化希望!

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ボブおじさん(Uncle Bob)こと Robert C. Martin 氏の最新著作? でいいのかな。 原書 “We, Programmers” は2025年出版とある。 ちなみに奥付に「Pearson は、コンテンツ制作の支援を含め、 AI を使用しています」と書いてある(Pearson Education, Inc. は原書の出版社)。 日本語版は紙の本のみ出ている。 目次を除いて315頁ほどだが,文字が詰め詰めで見た目よりボリュームがある。

今の人数だと1年以上(もしかして2年?)かかるかもって話も出てるので,興味のある方は次回以降,ぜひご参加を(笑)

我々は何者か?

我ら、プログラマー』は4部構成で,第1部は第1章の「我々は何者か?」のみ。 ということで,今回は第1部をさくっと読み終えた。

「プログラマって何?」というのはかなり根源的な問いで,当事者を抉る言葉だよね。

プログラマの最初期、プログラマは目に見えない存在だった。注目されていたのは、コンピューターとその大いなる可能性だった。脚光を浴びていたのは、機械とそれを作った人々だった。機械を動かすだけのプログラマーにはだれも注目していなかった。我々は単なるバックグラウンドノイズだった。

たとえば,プログラマは EC サイトのコードを書くことはできるが,経済学者ではないし,商品の専門家でも物流や通貨の専門家でもない(逆はあるかもだけど)。 家電や自動車の制御コードは書けるが,家電や自動車の専門家ではない。

セキュリティの専門家ではないし,法律の専門家でもない。 裁判官ではないし,政治家や官僚でもない。 数学者でも科学者でも工学者でもないし,心理学者でも文学者でも哲学者でもない。

じゃあ,プログラマって何やねん? ってことだ。

では、質問を変えよう。我々はなぜ必要とされるのか? 我々の仕事になぜ報酬が支払われるのか? 報酬を支払う人たちは、なぜ自分でやらずに我々に仕事を依頼するのか?

これに関連して,私たちプログラマについての以下の考察が面白かった。

我々は詳細を愛する。我々は詳細を楽しむ。我々は詳細の川を上流へ泳ぐ。我々は詳細の沼を苦労しながら進む。我々はそれを愛している。我々はそのために生きている。我々は喜び満ちて賢明に取り組む。我々は……詳細の管理者である。

ここに私たちの存在理由のヒントがある。

再度,問いたい。我々はなぜ必要とされるのか? なぜならば、社会には詳細のことを気にかけずにはいられない人々が必要だからだ。

[…]

大多数の人々が詳細から逃げ出す限り、詳細に向かって走る我々のことを必要とするだろう。それが我々なのだ。我々は全世界のための詳細の管理者である。

でも社会は「詳細の管理者」を余計な存在と考える。

長年にわたり、我々は必要悪だった。経営幹部やプロダクトマネージャーは、プログラマーが不要になる日を夢見ていた。それには理由があった。機械の能力と性能が成長し続けていたからだ。ほんの少しの成長ではない。桁違いの成長だ。

だが、プログラマーを不要とする社会の夢は実現しなかった。それどころかプログラマーの必要性が減少することはなかった。むしろ機械のパワーに追いつくために、その必要性は増加するばかりだった。

そもそも「人月」の発想がプログラマを(人材ではなく)コストとする考え方だからね。

でもこれって,最近もどこかで聞いた話だよね。 そう,企業経営者による「AI でプログラマは不要になる」という話だ。

現在、彼らは AI が新しい解決策になると考えている。だが、私を信じてほしい。結果は同じだ。パワーが大きくなればなるほど、プログラマーの必要性と地位は高まるばかりである。

ボブおじさんによると,プログラマはなくならないらしいっスよ(笑) まぁ,組織内の役回りは変わるかも知れないけどね。

というわけで,つかみはOKということで。 第2部は19世紀の「バベッジの階差機関」から始まる(実はちょっとだけ読み進めている)。

参考

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Clean Architecture 達人に学ぶソフトウェアの構造と設計 | ZEN大学出版会
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Release 2026-07-10
評価     

[Comment] 実務に即効性があるわけではないが,ものの「考え方」を示す本としてはよく出来ている。ソフトウェア技術史の読み物としても面白い。デジタル化希望!

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