Ubuntu 19.10 にアップグレードする

no extension

短期サポート版である Ubuntu 19.10 がリリースされた。 2020年7月までサポートが有効である。

旧バージョンから 19.10 へのアップグレードはリリースノートを参考にするとよい。 手元の環境では特に問題なくアップグレードできた。

アップグレード時にサードパーアティの APT リポジトリ(gitATOM など)が外れるので,必要ならアップグレード時に戻して更新すること。

短期サポート版で半年ごとにアップグレードするのは若干面倒だが,ディストリビューションのアップグレードのタイミングでないと更新されないアプリケーションもあるようなので(完全に自前で管理できるなら別だが)きちんとアップグレードに追従しておくほうが長い目で見てお得である。

個別のアプリケーションについて

GnuPG および Libgcrypt

GnuPG および Libgcrypt はアップデートされなかった。 はるか古いバージョンのままである。

$ gpg --version
gpg (GnuPG) 2.2.12
libgcrypt 1.8.4
Copyright (C) 2018 Free Software Foundation, Inc.
License GPLv3+: GNU GPL version 3 or later <https://gnu.org/licenses/gpl.html>
This is free software: you are free to change and redistribute it.
There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.

Home: /home/username/.gnupg
サポートしているアルゴリズム:
公開鍵: RSA, ELG, DSA, ECDH, ECDSA, EDDSA
暗号方式: IDEA, 3DES, CAST5, BLOWFISH, AES, AES192, AES256,
      TWOFISH, CAMELLIA128, CAMELLIA192, CAMELLIA256
ハッシュ: SHA1, RIPEMD160, SHA256, SHA384, SHA512, SHA224
圧縮: 無圧縮, ZIP, ZLIB, BZIP2

どうも UbuntuGnuPG をまともにメンテできないようだ。 電子署名 spam の件もあり,特に Libgcryptセキュリティ・アップデートがあったばかりなんだけど。 こりゃあ,本格的に何か考えないとな。

OpenSSH および OpenSSL

アップグレード直後の OpenSSH および OpenSSL のバージョンは以下のとおりだった。

$ ssh -V
OpenSSH_8.0p1 Ubuntu-6build1, OpenSSL 1.1.1c  28 May 2019

OpenSSH も 8.1 でセキュリティ・アップデートがあったばかりだし OpenSSL 1.1.1 もセキュリティ・アップデートがあったばかりだが,ちゃんと対応しているのかね。

Thunderbird

Thunderbird は 68 ベースになっていた。 これは嬉しい。

Thunderbird に関しては Enigmail が2020年夏に本体に組み込まれるという話もあるので,きちんと追従していただきたいところである。

Lollypop

(2019-10-24 更新)

音楽プレイヤー Lollypop の PPA が 19.10 に対応した。 詳しくは以下の記事をどうぞ。

LibreOffice

LibreOffice は 6.3 ベースになった。 もっとも私は既に APT での管理を止めているのでどうでもいいけど。

やっぱり...

Ubuntu はセキュリティ・ツール周りの管理が弱いよなぁ。 脆弱性を放置するとか「保守的」では済まないと思うのだが...

ブックマーク

参考図書

photo
私はどのようにしてLinuxカーネルを学んだかゆたかさんの技術書
平田豊 (著), MBビジネス研究班 (著), MBビジネス研究班 (編集)
まんがびと 2019-07-26 (Release 2019-07-26)
Kindle版
B07VJKJY7M (ASIN)
評価     

読み物として面白かった。ペーペーの新人の頃を思い出しながら読んでたり。

reviewed by Spiegel on 2019-10-16 (powered by PA-APIv5)