我々は「情報弱者」である
先週の CCC による「令状なしで官憲にユーザのプライバシーを売り飛ばします」宣言には苦笑してしまったが(もちろんTカードなど持ってないので他人事),やはり市場はユーザのプライバシーになど鼻くそほどの価値もおいてないようである。
- 「モジラはChromiumを採用すべき」–マイクロソフト社員がツイート、反撃を受ける - CNET Japan
- Major iPhone FaceTime bug lets you hear the audio of the person you are calling … before they pick up - 9to5Mac
- 若者に金を払い彼らをスパイするアプリをインストールさせるFacebook | TechCrunch Japan
- Amazonのただでさえ透明でない透明性レポートがいっそう不透明になった | TechCrunch Japan
- 安物のIoT機器は、たとえゴミ箱に叩き込んだあとでも持ち主を裏切り続ける | TechCrunch Japan
なんちうか,ネット・メディアは何かのキャンペーンでもやってるのかな(笑)
ユーザのプライバシーを重視すると嘯く Mozilla も
とか言っているが,トラッキングを防止するならまず検索エンジンの既定を DuckDuckGo にすべきじゃないのかね。
現在のインターネットにおいて情報は技術的ゲートキーパーとそれを利用するユーザとの間で非対称になっている。 その意味で私たちの殆どは「情報弱者」なのである。
今年はいよいよ本腰を入れて I2P とか検討してみるかねぇ。
参考図書
- もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて 続・情報共有の未来
- yomoyomo (著)
- 達人出版会 2017-12-25 (Release 2019-03-02)
- デジタル書籍
- infoshare2 (tatsu-zine.com)
- 評価
WirelessWire News 連載の書籍化。感想はこちら。祝 Kindle 化!
reviewed by Spiegel on 2018-12-31