引っ越し 2022

知り合いには経過報告とかしてたので「知ってる人は知ってる」状態ではあるが，このたび引っ越しをしました。 折角なので顛末でも書いておこうかと思いまして。

なお，この記事は結構長文なので，お茶菓子を用意してゆっくりお楽しみください。

2021年某日

実家でパラサイト・シングル状態である私の引っ越し話が持ち上がる。 まぁ，色々ありまして。

広島にいたときは最後に居たマンションを除けば数年ごとに引っ越してたし，ひとり分の引っ越しなんてたかが知れているのだが，今回はいくつか要件があって

1. 母親が付いてくる（一応，身障者である私の付添いという建前）
2. なので2Kもしくは2DKの間取りが最低条件
3. 二人とも「足」がないので公共交通機関に近い立地条件
4. 同じ理由で徒歩圏内にスーパーマーケット，ドラッグストア，コンビニのいずれかがあること
5. 二人とも持病持ちなので（公共交通機関の利用も含めて）かかりつけ医にアクセスしやすいこと
6. 同じ理由で上階の部屋は避けたい
7. 家賃が高くないこと（ビンボーなので）
8. 家具・家電製品は新たに購入しなければならない
9. みんな忙しいので引っ越し作業時に家族の助けをあてにしてはいけない

一応は翌年2月末日をデッドラインとして物件探しをすることになったが，私も仕事がめがっさ忙しいので，年明けから本格的に準備することにした。 ちなみに勤務先のボスが引っ越し魔だそうで，よさげな不動産屋を紹介してもらおうと思ったのだが，懇意にしてるところはない感じ。

2022年元旦

仕事納め後の年内は忙しさの反動でダウナー・モードだった。 ので，元日の朝に SUUMO でさくさくっと目ぼしい物件をピックアップして「問い合わせ」を投げておいた。 まぁ，返事が来るのは仕事初め以降だろう…

と高を括っていたら，午前中のうちに電話連絡が来た。 「おいおい。正月三が日くらい休めよ」と思いつつ電話口では笑顔で応対し，三が日明けの週末に問い合わせを含む複数物件の内見をさせてもらえることになった。 いや，平日は私が忙しいのだよ。

2022年1月某週末

最初に連絡を貰った不動産屋へ。 いや，仕事初めの日からいくつか他の不動産屋さんから連絡を貰ったのだが（それが普通だよね），まぁ，先着順ということで。

Google Maps であたりをつけながら4件ほどピックアップする。 物件探しと Street View は相性がいいですな。 あらかじめ周囲の状況も分かるし。 まぁ，4件とも知ってる土地だったので何となく予想は付いたんだけど。

内見の結果，そのうちの1件で仮契約した。 最初に挙げた要件はクリアしているし収納も必要十分だし DK 以外の部屋が独立しているので，お互いのプライバシーもある程度保たれるということで。 水回りも問題なし。 難を言えば建物がちょっち古いが（でも鉄骨），私はそーゆーの気にしないし，親にもその程度は我慢してもらおう。

他の不動産屋さんにはキャンセルの連絡をした。 まじすんません 🙇

2022年1月某週末

今時は敷金や連帯保証人が不要な代わりに家賃保証の保険に入る必要があって，これの審査に数日かかると言われた。 あとでこっそり聞いた話だが，審査と言っても「や」のつく職業とか余程のことがない限り大体OKらしい（笑）

んで，審査も無事OKが出たと連絡を受けたので，週末にのこのこ出かけて本契約へ。 本契約はちゃんと免許を持ってる方が登場して懇切丁寧に説明してもらった。 今時はそうなんやね。

説明の後はひたすらサインと押印の嵐。 ついでに家賃の口座振替の手続きも済ませる。 3年ぶりに銀行印とか持ち出したよ（笑）

帰り際に引越業者を紹介してもらう。 今回お世話になった不動産屋さんや対象物件では指定の業者はないそうだが，店舗にあったパンフレットを貰って帰った。 パンフレットにあるアクセスキーで申し込むとちょっと割引してくれるらしい。

2022年1月某週末

不動産屋さんで貰った引越屋さんに Web で見積もりを申し込んだらすぐに電話が来て「今から見積もりに伺っていいですか」とのこと。 みんな仕事が早いなぁ。

最近の引越屋さんって白物家電も売ってるんだねぇ。 というわけで昭和で言うところの「三種の神器¹」は引越屋さんで購入することにした。

これで引っ越しスケジュールが確定。 前回と同じく Trello でタスク管理を開始した。 また，このスケジュールに合わせて2月に計2日ほど有給休暇の申請を勤務先に出した。 今年の2月は三連休があるので予定が組みやすかった。

なお料金は（家電製品の代金も合わせて）かなーりまけてもらいました。 感謝。

2022年1月某週末

購入品のあたりをつけてホームセンターと家電量販店を回る。 これ以外にネットでもいくつか家具を買う予定。

いやね。 親が何だかはっちゃけて予定にないものまで買おうとするのよ。 何でも年末に白内障の手術をしたときの保険金が降りるというので，そのお金で色々買い物をする気満々だったらしい。 危うく2台目のエアコンを買いそうになった親を止めた私を誰か褒めてくれ。 年寄りは何があるか分からんから現金は取っておけっての！

とはいえ，当初想定してた予算をオーバーしそうな勢いなので，ネット口座にあるへそくりを足して予算を水増しすることにした。 QCD の変動を抑え切れませんでした orz

それにしてもアイリスオーヤマは偉大だね。 大抵の家具や家電は網羅してる感じ。

2022年2月1日

平日だが有給休暇をとって不動産屋さんへ。

大家さんのサインの入った契約書と部屋の鍵と予め払い込んでいる諸々の領収書を受け取る。 というわけで今日から部屋を利用可能になった。

引っ越しの本番はまだ先だが，ライフラインの開栓手続きを済ませる。 といっても電気と水道はネットで申込み済みで，立ち会いなしで勝手に手続きしてくれるらしい。

ガスは立ち会いが必要なので時間を決めて来てもらった。 ガス料金の口座振替の手続きも併せて済ませる。 今回は親にも新居に来てもらって細かい要望を聞く。 特にキッチンのレイアウトや小物の購入は親におまかせする予定。

コンロを IH にするかガスにするか悩んだのだが，コンセントの位置関係からガスコンロに決定。 ついでにガス会社の人にコンロの発注をした。 いや，店で買うより安かったので。 みんな抜け目なく商売するなぁ。

2022年2月某週末

あちこちで購入した家具やら家電製品やらが新居に届けられるのをひたすら受け取って開梱して組み立てて配置するだけで週末2日まるまる潰れてしまった。 ちなみに私自身はまだ本棚ひとつ分しか梱包が終わってない。

家具の組み立てとか本当に久しぶりで組み立てキットの中に木工ボンドや木ネジを見つけて遠い目になったり。 あと家具ごとに六角レンチが違うのはどうになからんのかね。 家具を組み立てる度に工具箱に要らなくなったレンチが増えるのだけど。

ダンボールと発泡スチロールとプラ袋が山盛り出てきてウンザリする。 指先が痛い。中腰の作業が多いので股の辺りの太ももが筋肉痛。 お相撲さんは凄いね。

2022年引っ越し前日

三連休初日。

ひたすら荷物の梱包。 つっても私の場合は本とパソコンと周辺機器がメインで，あとは服が少々と布団。 食器等は実家の余り物を貰うことになっている。 ベッドは新規に購入して既に新居に鎮座している。 この3年間で一度も袖を通さなかった服は全部捨てた。

引越屋さんにパソコンのデータは保証しないと言われているので NAS にバックアップを取って当日は NAS を自分で持っていく予定。

2022年引っ越し当日

午前中でパソコン周りと布団の始末をする。

問題は親の方で，あんだけ時間があったのに荷物の整理が全然できてない。 つか，持っていかないものは一時的にでも他の部屋に退避させとけよ。 ひとつ部屋にごちゃ混ぜになってるからいつまで経っても片付かないんだよ。

というわけで，持っていかないものや捨てるものを排除して空間を空けてから片付けを再開してようやく片付いた。

と思ったら，引越屋さんから電話が来て開始を1時間前倒しにできないかと言われる。 片付けは終わってるし了承して昼飯。

1時間前倒しぴったりに引越屋さんが来られてまずは名刺。 ちゃんとしてるな。 私は先に新居で待ち受ける必要があるので，引越屋さんにお願いするものをざっと紹介してあとは親に任せた。

新居に到着してしばらくしたらトラックが到着。

私は本が入っている小さいダンボールをひとつ持てばいっぱいいっぱいなのに，2つ抱えて運び込むとか。 流石プロは凄いというか若いっていいなというか。 私のパソコン机はかなり大きいので運び出しや運び込みに苦労するかと思いきや苦もなく運び込んでいく。 流石プロは凄い（大事なことなので二度言いました）。

やっぱ金払ってもプロに頼んで正解だったわ。

引越屋さんに発注していた白物家電も到着。 冷蔵庫の下に敷くアクリルシートとか洗濯機の下に敷くものとか勧められたので「まぁいいか」と購入。 最近の引越屋さんってそういう商売もするんだな（笑）

運び込みや家電の設置が終了して完了のサインはタブレットで。 領収書はQRコードをスマホで読んで PDF をダウンロードして完了。 私の方はダウンロードしたPDFを Dropbox に放り込んでおけば，あとで NAS を再起動したときに自動で同期してくれる。 ホンマ，便利な世の中になったよ。

弟の嫁さんに連れられて親が登場。 とりあえずの晩飯（弁当）と余ってる野菜やら調味料やらをぶん取ってきたらしい（笑）

まずは寝床の確保。 私はパソコンのセットアップ²。 故障はなく無事に起動した。 残りは明日明日。

2022年引っ越し翌日

三連休最終日。

ひたすら荷解きと片付け。 足りない小物は近所の百均で爆買い（持参したエコバッグに入り切らず店員さんに呆れられたw）。 キッチンは何とか整理できたので，まずは飯を炊こうとしたら米がなかった（笑） もう一度出掛けて無洗米2キロを購入。

先にも書いたとおり，私は荷物が少ないのでさくさく終わったが，親は荷物が多くて全然片付かない。 まぁ一人暮らしの経験がないと「おひとりさま」の生活サイズが分からないよね。 当分は苦労してください。

いつの間にポストに郵便局からの封書が入ってた。 新居あてに郵便物が届いているが居住確認が取れるまでは配達できないので確認のハガキを送れと書いてあったので，言われたとおりにハガキを投函。 翌日に電力会社から口座振替の申込書が届いた。

2022年引っ越し翌々日

有給休暇をとって市役所へ。

転居届と個人番号カードの電子証明書の書き換えを行う。 更に障害者手帳も住所変更の手続きを行った。

運転免許証の住所変更のために住民票を貰おうと思ったが，個人番号カードがあるなら不要と言われたので取り下げ。

水道局に口座振替の申込みを行おうと窓口を訊いたがコールセンターに電話しなさいと言われ，電話したら申込書を送るとのこと。 とっとと電話すればよかった orz ちなみに翌日に申込書が来た。 ホンマみんな仕事が早いな。

諸々の手続きが終わって自宅に帰り「やれやれ」と思ってたらピンポン。 引っ越したばかりなのに誰？ と思ったら NHK だった。 私はテレビを見ないので完全に失念していたが，それにしてもどこから嗅ぎつけてくるのだろう。 まぁ，親はテレビっ子なのでゴネることなく契約の手続きをした。 面倒なので年間一括払い。

通信系のサービスと銀行の住所変更を行う。 ついでに他の決済が絡むネットサービス（で住所登録が必要なもの）も住所変更する。 全部ネットで無問題。 ただ，住所の入力で地番の数字やハイフンを全角で入れさせるのは何とかならんのか。 今回更新手続きしたサービスで半角OKだったのはクロネコメンバーズだけだったよ。

…という話を Facebook の友人にしたら「全角強制がムカつくので地番の入力は『一二の三四』てな感じに入力してる」と聞いてなるほどと思った。 次に機会があったら真似しよう（笑）

2022年2月某日曜日

ばたでんに乗って免許センターへ。 広島もそうだったけど，何で免許センターって僻地にあるの？

免許センターではコロナが云々とかで窓口が開く13時まで施設から締め出された。 宍道湖のほとりで寒風吹きすさぶ中，凍えながら1時間近く待たされたですよ。 んで，実際の手続きは10分ほど。 まじ勘弁してください orz コロナの前に風邪引くか膀胱炎になるっちうねん。

あまりの寒さに，帰り道に途中下車して味噌バターラーメンを貪り食ったですよ。 おかげで帰りが1時間遅れた（笑）

2022年2月某日

引越屋さんが1回だけ無料でダンボールを（自社以外のものも含めて）引き取ってくれる（つまり当初の料金に含まれている）というのでお願いしたら，週末は無理と言われた。 時間指定も難しいと言われたが，外にダンボールを出しておいてくれたら勝手に引き取ってくれるというので，指定の日に大量のダンボールを外に出す。

あとで親に聞いたが買い物に出ている間に持っていったらしく，帰ったらなくなっていたとのこと。 ありがとうございます。

これで引っ越しに絡む全ての作業が終了。 お疲れ様でした，私。 やっぱ引き篭もり体質に引っ越しは無理ゲーだよ。

ブックマーク

• 引っ越ししたら個人番号カードを更新しましょう

参考