結局 Google Fonts に巻き戻した。そしてモリサワ BIZ UD フォント採用へ

no extension

実はさっき2022年3月に公開された

という記事を見つけたのだが,この中で

TrueType版に関しては教育現場で利用されることを考慮し、「IPAフォント」v003(最新)に収録されている全文字をカバーしているという

という記述1 を見て「え? じゃあ 神(U+FA19)とか ㈱(U+3231)とかが表示できないのおかしくね?」と思い,もう少し真面目に調べてみた。

したら,収録文字を制限してるのはどうやら Bunny Fonts 側のようなのだ。 Google Fonts で BIZ UD フォントを検索したら「神」も「㈱」も「①」もちゃんと表示してくれた。

たぶん Bunny Fonts は文字数を抑えるためにわざと JIS X 0208 の範囲しか収録してないんだろうね(邪推)。 でも異体字セレクタで指示する「葛󠄀(U+845B U+E0100)」なんかは Bunny Fonts でも表示できるっぽいんだよなぁ。 基準が分からん。

とりあえず BIZ UD フォント側を疑ってまじすんません 🙇

正直このブログでは機種依存文字(古語)や異体字等は割と使うので削られると困るし Bunny Fonts を使う限り NOTO JP フォントでも同じようになるみたいなので,泣く泣く Google Fonts に戻すことにした。 そんで,どうせ Google Fonts に戻すならモリサワ BIZ UD フォントで全然問題ないやろ,ということで最終的に以下の指定で Web フォントを読み込んでいる。

<link rel="preconnect" href="https://fonts.googleapis.com">
<link rel="preconnect" href="https://fonts.gstatic.com" crossorigin>
<link href="https://fonts.googleapis.com/css2?family=BIZ+UDGothic:wght@400;700&family=BIZ+UDMincho&family=Inconsolata:wght@400;700&family=Noto+Color+Emoji&family=Noto+Sans:wght@400;700&family=Noto+Serif&display=swap" rel="stylesheet">

簡単に言うと日本語部分のみ BIZ UD ゴシック/明朝フォントを使い,それ以外は従来の NOTO フォント及び Inconsolata フォントを使う感じ。 これで英文の引用や

As a best practice, remember to consume software from the official project repos and watch out for potential typosquats or repository forks/clones that may appear identical to the original project but hide malware.

プログラム・コードは

package main

import "fmt"

func main() {
    fmt.Println("Hello, 世界")
}

従来どおりに表示するようにしている。

ほんじゃあ,まぁ,これからこれで行きますかね。 モリサワ BIZ UD フォントで表示できない文字が出てきたら最終的に NOTO JP フォントにまで巻き戻すかも知れんけど(笑)

ブックマーク


  1. IPAex フォントのほうは2019年に Ver.004.01 が出ている。例の令和の合字「㋿(U+32FF)」への対応である。ただ BIZ UD フォントはこの字もちゃんと含んでいるように見える。 ↩︎