5年後に Mastodon に出戻る(Advent Calendar)

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(本ページは「Fediverse (2) Advent Calendar 2022」9日目の記事です)

はじめましての方ははじめまして。 Spiegel と申します。 簡単なプロフィールはこちら

実は私は,かつて Mastodon が日本で台頭しはじめた2017年に「GW 過ぎたらみんな忘れてるに100カノッサ」と書いて賭けに惨敗した者です。 その辺を割り引いて読んでいただければ幸いです。


正直に言って Twitter の「お家騒動」がここまで騒ぎになるとは思いませんでした。 海の向こうではアンパンマンのごとくオーナーや CEO の頭が挿げ替えられることは珍しくなく,またそのことによって逆に業績が悪化する事態も珍しいことではないため,完全に舐めてかかってました。

しかし Signal が

と tweet したのにビビッて,私もほぼ5年間放置していた mstdn.jp のアカウントを発掘し復活させました。 あとで気が付いたのですが EFFFSF も以前から Mastodon アカウントを持ってるんですね。

以後の自ブログの記事はこんな感じです。

5年経った Mastodon 界隈を眺めて驚いたのは ActivityPub を要として Mastodon 以外のサービスとも緩く繋がっている状況(いわゆる Fediverse)でした。 この時点でようやく「Mastodon はもはや Twitter クローンではない」という認識に変わります。 むしろ文章,写真・絵画,動画といったメディア・サービスを(包摂や併呑ではなく)自律1 的に繋ぐハブとして機能しているのが Mastodon であると気付きました。 たった5年で気分は「浦島太郎」ですよ。

この状況では Flickr が「うちも参画したほうがええんとちゃうん?」と検討し始めるのも納得です。 むしろ Tumblr や Flickr といった老舗サービスが遅まきながらでも ActivityPub 連携を検討し始めたことはいいことで,それだけでも某マスク氏が Twitter を買い取った意義があったというものです(笑)

更に更に EFF (Electronic Frontier Foundation; 電子フロンティア財団) までが Mastodon に関連する記事を公開しています。

それだけの社会現象になっているということでしょう(今更)

Mastodon を含む ActivityPub 連合がどうなるかは分かりません(なんせ前回は賭けで大負けしてますので)。 そのうち沈静化して再びコアな方々だけで続いていくかもしれませんし, ActivityPub をも超える新たな展開を迎えるかもしれません。 私自身は(少なくとも Flickr が去就を決めるまでは)もう少し様子を見ながら情報収集を中心に活動していく所存です。

参考文献

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【Amazon.co.jp 限定】ストランド版 シャーロック・ホームズの復活
アーサー・コナン・ドイル (著), シドニー・パジェット (イラスト), 寺本 あきら (翻訳)
ジョージ・ニューンズ社 2022-10-04 (Release 2022-10-04)
単行本(ソフトカバー)
B0B54Z1LQ1 (ASIN), 4571473280092 (EAN)
評価     

ストランド誌に掲載された「シャーロック・ホームズの復活」を日本語化した複製本。挿絵はオリジナルのものが掲載されていて。挿絵のポストカードまで付いている!

reviewed by Spiegel on 2022-10-08 (powered by PA-APIv5)


  1. そろそろ、人工知能の真実を話そう』によると「自律」というのは元々哲学用語で「自らが行動する際の基準と目的を明確を持ち、自ら規範を作り出すことができることをいう」のだそうです。機械的な「自立」ではないということですね。 ↩︎