やっぱ 𝕏 って SNS じゃないんだな

no extension

今回はいつも以上に胡乱な話を書いてみる(笑)

やっぱ 𝕏 って SNS じゃないんだな

いわゆる「増田」なので「ネタにマジレスすんな」って話ではあるが,なかなかに面白かったので消されないうちに引用しておく。

・tiktokとインスタは住人の平均知能指数が低すぎる

これはモノによる(メシ屋ならむしろインスタ主戦場のほうが良いとは思う)所はあると思うけどうちの扱ってる商材的にもうこの2つはダメ

宣伝にはなるけど購買に結びつくような人間がそもそも使ってない

・日本のFacebookは廃墟

これはマジなんだけど日本のFacebookは本当に今廃墟状態です、何にもリーチしません

正確に言うと皆使ってるけど使ってる人が身内専の連絡のみに使ってて交流してない、幽霊が一生同じことやってる感じ

・X(旧twitter)以外の短文型SNSはおすすめ機能がないから論外過ぎる

ここが一番デカい部分、たまにブルスカに企業公式がくればな~って言ってる人がいるけど永久に来ません

おすすめがないから作る意味がないです

まぁ Mastodon や Bluesky などに移住してきている人の多くは 𝕏 (旧 Twitter) の「おすすめ」のク◯さ加減に絶望してるからこそ移ってきているわけで,そこで「おすすめ欄がないとそもそもロクな宣伝ができない」とか言われても1ミリも説得力がない。

と,ここまで考えて,ふと思った。 この記事って 𝕏 に対する盛大な dis りなのでは?

このブログでは何度も書いているが,広告とは注目の搾取である。 上述の記事もよく見ると,挙がっているサービスについて広告媒体としては「使えねー」な感じなのかもしれないが,見方を変えれば広告によって注目を奪われにくいメディアと言える。 いや Facebook は 𝕏 以上に広告塗れでサービス全体としても根本的に破綻してるけどな(それでも広島時代の知り合いがいるから止められないのだけど)。

SNS として見た場合,無遠慮に TL に広告を挟み込まれるのはホンマにイライラする。 しかも1つや2つじゃないからね。 そういう意味じゃ 𝕏 は SNS としてはとっくに破綻してると言える。

今回の増田記事を見て,やっぱ 𝕏 って SNS じゃないんだな,と改めて思った。

そもそも広告ってのは見てる人に広告と思わせた時点で失敗なのよ。 だから Google 検索だって検索結果のふりしてトップに広告載せたりとか姑息なことをしてるだろう。 これもバレた時点で失敗だけど(笑)

新参の Bluesky だが,今の時点でも(𝕏 に比べて)エンゲージメントが高いという指摘もある。 𝕏 のようにユーザの活動を押しのけて表示順を弄って広告を差し込むといったことをせず,ユーザの活動に沿う形で見せていくのが広告の理想だと思うが,もしかしたら今の Bluesky はそれに近いのかもしれない。 今後は分からないが(笑)

メタクソ化 (enshittification) は営利企業の運命みたいなもんだしな。

【2025-02-19 追記:おまけ】 「誰も読まないのに何故ブログを書くのか」

(以前 Bluesky に殴り書きした内容を再構成し,おまけとして残しておく)

写真にしろブログ記事にしろ,公開されている場にアップするってのが結構大事なんだよね。 公開された場だからこそ(自分の中で)抑制が働く。 無意識に「引き算」を始めるのである。 自分の言いたいこと書(描)きたいことをそのまま表現するのは,思春期男子の鍵付き引き出しにしまわれた「見せられない日記」と同レベルと言える。

You walk through the city, camera in hand. You see a scene — a moment of light, shadow, humanity. You capture it.

Nobody cares.

カメラや写真に対する考え方は人それぞれあると思うが,私は(学生サークルの天文研時代に天体写真でカメラを始めたこともあり)以下のように考えている。

写真は「被写体」があって「背景」があって「撮影者」がいて「鑑賞者」がいる。 4つの要素が揃って初めて写真として成立する。 公開されない場に溜め込まれた写真は「撮影者」と「鑑賞者」を分離できない。 でも公開することで分離できる。 両者が同じ「自分」であっても。

昔の銀塩カメラは特に道具の選択や準備もそれなりにあるし,「撮影」したものが実際に「写真」になるまでに幾つもの工程があるし,故に時間もかかるし,言ってしまえば「無加工の写真」なるものは存在しない。

美麗な天体写真を公開されている KAGAYA さんの作品とかも何時・何処で・如何やって「撮った」かが気になる。 一昨年観た写真展も同様の視点で観てた。

若い頃はイキってたのでそういう視点でモノを見ることに嫌悪を感じていた(ので一眼レフを封印した)が,今では「撮影者」と「鑑賞者」の両者の視点で作品が観れるのはお得だと思えるようになった(笑)

ブログも同じ。 公開することで書き手と読み手が自然に分離される。 私のブログの最優先読者は私自身だ。 3年後にそれを読んで「なんちうええことを書くんや」と思ったら成功である。

ブックマーク

参考図書

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スパム[spam]:インターネットのダークサイド
フィン・ブラントン (著), 生貝直人 (監修), 成原慧 (監修), 松浦俊輔 (翻訳)
河出書房新社 2015-12-25
単行本
430924744X (ASIN), 9784309247441 (EAN), 430924744X (ISBN)
評価     

とりあえず読みづらい。修飾語が多すぎるよ。ギリシア神話かっての。

reviewed by Spiegel on 2016-12-10 (powered by PA-APIv5)

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天空の庭
KAGAYA (著)
河出書房新社 2024-04-26 (Release 2024-04-26)
大型本
4309257453 (ASIN), 9784309257457 (EAN), 4309257453 (ISBN)
評価     

どっかの SNS で知ってソッコーでポチった。絵的にも美麗な写真集。

reviewed by Spiegel on 2024-04-26 (powered by PA-APIv5)

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【購入者限定特典付き】カレンダー2025 KAGAYA奇跡の風景CALENDAR 天空からの贈り物(月めくり/壁掛け/「オリジナルスマホ壁紙」データ配信) (インプレスカレンダー2025)
KAGAYA (写真)
インプレス 2024-09-13 (Release 2024-09-13)
カレンダー
4295019313 (ASIN), 9784295019312 (EAN), 4295019313 (ISBN)
評価     

ついカッとなってポチった。反省はしない。美麗な天体写真で有名な KAGAYA さんの作品がカレンダーになった。つか,書籍扱いなんだな,これ。

reviewed by Spiegel on 2024-09-15 (powered by PA-APIv5)